Pictures At An Exhibition / Emerson Lake & Palmer (1971)
「皆もすなるプログレといふものを、我もしてみむとてするなり」シリーズ(笑)。数々のプログレ名盤に当たっては砕けてきた自分が次にチャレンジしたのは、プログレ名盤には必ず選出されるだろうというエマーソン・レイク&パーマー(Emerson Lake & Palmer)の「展覧会の絵」。1971年の発表。もちろん原曲はムソグルスキーのピアノ組曲で、ライヴ音源を中心として、アレンジ、追加がなされているよう。アルバムが発売された経緯なんかも初めて知った(当時よくあった海賊盤対策)。それほど当時彼らの人気が盛り上がっていたとは。
自分が彼らを初めて見たのは「Isle of Wight Festival(ワイト島フェスティヴァル)」のVHSテープ映像だったから随分後になってからのこと。その時の彼らのアグレッシヴなステージを(1曲だけ)見て強い印象は残ったのだが、掘り下げるまでは至らなかった。もとよりキーボード(オルガン、モーグシンセサイザー、ハモンドオルガン)の音は好き。アルバムはちょっと狂気を含んだ超絶技巧のキーボード中心だが、周りの演奏も劣らずすごい。というか、これをライヴ演奏してまとめるって何と無謀なことか…。しかも当時のシンセは気温や湿度でかなり調子が狂ったというし。アルバムとしてはあっという間に終わってしまうくらい短いが濃密。この作品に思い入れが強い人がかなり多いのは今まであまり理解出来なかったけれど、スピーカーで大きい音出しをしてみたら印象が変わった。
これらの曲って昔テレビ番組か何かのジングルに使われたかな? その印象があってか、なかなかロックとしては耳に入ってこない。
ブックオフにて購入(¥500)
- CD (2011/2/25)
- Disc : 1
- Format: CD, Import, Original recording remastered
- Label : Colum