Buried Alive : Live In Maryland / The New Barbarians (2006)
ニュー・バーバリアンズ(The New Barbarians)の1979年の公演を収録したライヴ盤2枚組。発売はストーンズ(The Rolling Stones)のロン・ウッド(Ron Wood)が関係しているというレーベルWooden Recordsから。自分が購入したCDはアナログ用ジャケットと同じだが、通常はジャケットデザインも違うみたい(↓下参照)。
ニュー・バーバリアンズについて簡単に説明しておくと、ロン・ウッドを中心に結成され、1977年にトロントでヘロインの使用で逮捕されたキース(Keith Richards)が、チャリティー・コンサートを開くことを条件に温情釈放された際にその受皿になり、同コンサートにおいてストーンズの前座でデビュー。メンバーが2人の他に、スタンリー・クラーク(Stanley Clarke・b)、ジギー・モデリステ(Ziggy Modeliste・ds)、イアン・マクレガン(Ian McLagan・key)、ボビー・キーズ(Bobby Keys・sax)という泣く子も黙る豪華メンバー。この音源はブートレグ(海賊盤)の定番音源で、自分もアナログ時代からいくつも手にしていたので、今頃になってオフィシャル発売されたのにはビックリしたが、何を今さら…と言う感じで手が延びていなかった。しかもロニーが出すとは。相当に懐が…(←ロニーは昔から音源流出疑惑あり)。
さてオフィシャルはどんなもんだ、と(少しだけ)期待して聴いてみたところ…、うーん、音の印象はブートレグ時代と大して変わらず。何よりも、これが有名ミュージシャンの集合体か?とあ然とする程の演奏クオリティの低さが変わる訳もなく、部屋で流していたら、さして自分の聴く音楽に興味も無い嫁から「何?このヘタクソな音楽…」と突っ込みを入れられる始末…(笑)。もちろん録音状態や、急造バンドというハンデはあれど、リズム隊はともかく、ロン、キース双方ともヴォーカルなんて、ただ酔っぱらいが「がなって」いるだけ。今どき高校生の文化祭でもこれより聴けるんじゃないかというレベル(言い過ぎか)。それでもストーンズの前座のみならず、ネブワース公演ではツェッペリン(Led Zeppelin)の前座まで演ったというのだから恐れ入る。いくらストーンズの熱狂的なファンの自分でも、1度聴くと当分聴かないのは昔から同じ。映像を見ると、細身に咥え煙草で仏頂面のこの頃のキースはめちゃくちゃかっこいんんだけどなァ。
amazonにて購入(¥1,280)
- CD (2006/9/19)
- Disc : 1
- Format: CD, Import
- Label : Wooden Records