ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

岩田屋 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年04月25日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市加納にあるお好み焼き・焼きそばの店「岩田屋」。この店を知ったのはどなたかのブログか何かだったか…(失念)。この辺りには詳しくないので、バイクで2度ほど店の前を通過(笑)。おっとここかと戻って何とも素っ気ない外観の店へ。自転車が何台も停まっている(向かいに自動車用の駐車場が3台分あるようです)。暖簾をくぐると土間にテーブルが3つと、小さな小上がり席。小上がりは上がるというよりは腰かけるくらいの広さ。奥に厨房があり、手前に鋳物コンロの上にのったおでん鍋がかかっていた。真っ黒にくすんだ色をした招き猫が歴史を物語っている。先客は2人だったが、電話注文が沢山入っているようで、かなり忙しそう。老夫婦でやっていらっしゃるが、調理は女将さんで、主人が給仕を担当。半年で店が潰れていくご時世に、こういう目立たない店がしっかりと常連相手に商売を続けているのは頼もしいなァ。「並セット」というお好み焼きと焼そばのセットを注文したが、時間がかかりそうだったので、声を掛けておでん鍋から自分で「肉」(こういう名称です)を取り出し、味噌をつけて皿にのせ、自席に戻る。

「肉」はかなり大振りに切ったすじ肉。しっかりとした歯応えで旨い。濃い味噌タレと相まってビールが欲しくなるなァ(でもこちら、お酒は無さそう…)。食べながら待っていると「並セット」が運ばれた。2つ合わさったものなので量は控えめかと思いきや、両方ともしっかりとした量。お好み焼きは重ね焼きされて半分に折られたもの。生地はモチっとしていて中に入ったキャベツなどにソースで味付けされた東海地方クラシックなタイプ。ネギと紅生姜が効いて旨い。昔からの店は最近のお好み焼屋のように最初からたっぷりとソースをかけず、どこも味付けは控えめなところが多いような気がする。こういうこの地方特有のお好み焼が絶滅して大阪とか広島タイプばっかりになったら嫌だなァ。焼きそばはちょっと焼き過ぎな部分もあったけれど、これも味付けは濃くない。少しソースを足したりしていただいた。いやぁ、旨かった。今度は持ち帰って家で呑むかな。(勘定は並セット¥400、串¥180)

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※令和元年8月を以て閉店されました

 

岩田屋

岐阜県岐阜市加納永井町1-37-2

 

( 岐阜 ぎふ 加納 かのう いわたや お好み お好み焼き お好み焼 おこのみ焼 やきそば ヤキソバ 焼きそば おでん 田楽 味噌 スジ肉 閉店 廃業 )

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