ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

音楽殺人 / 高橋ユキヒロ

2018年02月19日 | ロック(日本)

音楽殺人 / 高橋ユキヒロ (1980)

テクノ・ポップ全盛の1980年に”高橋ユキヒロ”名義で発表された高橋幸宏のソロ・アルバム。いかにも当時のニュー・ウェーヴらしいジャケットが微笑ましい。80年といえばYMO(Yellow Magic Orchestra)はあの「増殖」を発表した、飛ぶ鳥を落とす勢いのあった時期。自分は小学生だったが、しっかりハマっていた。ただし小遣いの少ないガキにとっては、当時2,000円から2,800円したLPレコードを頻繁に購入することなどもちろん出来ず、YMO本体は何とか購入していたものの、ソロ作品までは網羅出来ず、泣く泣く諦めてそれらは”FMエアチェック”(死語)という前時代的な方法にてカセット・テープで音源だけを所有していたのだった。しかも日立マクセルやソニーなどの一流メーカーのカセット・テープはなかなか買えず、当時ユニー(現ピアゴ)という中部地方のスーパーで売っていた廉価版のテープを使用していた(涙が出てきた…笑)。だから曲順はバラバラだったり断片的だったりして、アルバムをしっかり1枚聴いていた訳ではない。

その後、自分の中にも色々なブームが来ては去っていき、当時買いたかったこのアルバムの事はすっかり忘れていたが、中古店の棚で見つけて、にわかに聴きたくなり購入。参加しているのはYMOのメンバーをはじめ、作詞はYMOではお馴染みのクリス・モスデル(Chris Mosdell )、他にも演奏やコーラスで、大村憲司、松武秀樹、鮎川誠、SHEENA、浅田孟、SANDII、立花ハジメ、久保田麻琴などあの周辺のアーティストが勢揃いといった感じ。YMOほどテクノではないのだが間違いなく当時の音がしていて、YMOで唯1人歌えたユキヒロのあの独特な発音と抑揚のヴォーカルをたっぷり聴くことが出来る。当時一世を風靡していたツートーン・スカ風味のリズムが多用され、モータウンの名曲「Stop In The Name Of Love」もスカっぽい雰囲気にアレンジ。とても軽快で心地良い。そこかしこにYMOでも採用されたアイデアが散りばめられているのでファンには堪らない。小学生の時に聴いておくべきだった…。

中古店にて購入(¥750)

  • CD (1995/11/22)
  • Disc : 1
  • Label : キングレコード
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大脇 (2) @愛知県一宮市 (※閉店)

2018年02月19日 | 愛知県(尾張)

一宮駅の南にある「大脇」に再訪。以前はソース後がけの「やきそば」と「雲呑(ワンタン)」をいただいた。暖簾をくぐると店内には先客1名。老夫婦でやっていらっしゃる。テーブル席に腰を下ろし、この日はまた別の品をということで「炒飯」をお願いした。主人が中華鍋を振っている厨房の棚の上には木製の岡持ちがズラッと並んでいる。今でも出前に行くのかな。ラジオが鳴る店内でしばらく待っていると女将さんの手でまず中華スープが運ばれる。細かい刻みネギが入ったスープはややカエシが強めだが優しい味わい。

そして中華らしい六角形の皿で「炒飯」が運ばれた。こんもりと丸く盛られていて横に紅生姜が添えてある。刻みネギ、玉子、そしてチャーシューの細切れが少しだけ入ったシンプルな炒飯はパラっとして油少なめ。「やきそば」と違ってちゃんと味付けはしてある。シンプルで旨い。スープを啜りながらスプーンで口に運んだ。スープがあってちょうどいい感じ。旨かった。次は雲呑麺にしようかな。(勘定は¥500)

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↓ 「尾西繊維協会ビル(旧・尾西織物同業組合事務所)」(昭和8年・1933・建造)。以前はずっとシャッターが降りていて中を見ることが出来なかったが、最近繊維関係の貸しスペース「Re-TAiL」として使い始められたようだ。お陰で中を見ることが出来た。外から想像ではもっと傷んでいるのかなと思っていたので、なかなかの状態で安心。ぜひ栄えて欲しいナ。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

大脇

愛知県一宮市新生2-12-5

 

( 一宮 いちのみや おおわき 大脇 中華そば やきそば 焼きそば 焼そば ソースあとがけ焼そば ワンタン 雲呑 炒飯 チャーハン 近代建築 閉店 廃業 )

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