知人と一緒に夜まで飲むつもりだったある日。その日は最初から荒天が予想されていたが、外は晴れ上がっていたので問題無し、と余裕をかましていた。でも天気予報が言う通り、雪混じりの冷たい風が吹き始めている。知人が「今日は早く帰っておいた方がいいかも。」と言い出したので「大丈夫、大丈夫。」と留保に務める(←呑む気満々)。しかし当人が帰る気満々になってしまったので、仕方なく駅に近い店で一杯飲(や)って帰ろうということになってしまった。ただし時間はまだ夜営業開始前の中途半端な時間。柳橋市場近辺に行ってもまだ準備中の店ばかり。大きいビルなら開いているだろうと、結局まだ真新しい「KITTE名古屋」へ。地下の飲食店街に行くも、どこもランチと夜営業の狭間でやっているのかどうか微妙な感じで(やってはいるのだろうが)気軽に呑めそうな店が見つからない。ここの店の並びでは自分は一択なのだが、生憎知人はインド・スパイス系が苦手のようでノッてこない。確かに呑む店じゃないしナ。名駅での昼呑みにこんなに苦労するのかと嘆きつつ、結局寒いけれど「CRAFT BEER KOYOEN」へ。
こちらサッポロビール名古屋工場の接待所として大正15年(1931)に開業した「浩養園」が母体なのだろう。さっそくビールをお願いする。まずは「浩養園ゴールデンエール」を注文。外がかなり寒かったので微妙ではあるが、乾杯。爽やかな香りと苦味がありなかなか旨い。でも少ないのであっと言う間に空になり「浩養園ダークヴァイツェン」を追加。2人ともあまりお腹は空いていないので、つまみの「マリアージュプレート」なるものと「フラムクーヘン」という軽めのピッツァを注文した。「マリアージュプレート」はスモークハム、ドライフルーツ、ナッツ、チーズ、チョコ、いぶりがっこなどが少量づつ盛られたつまみで、ま、どうということもなし(少なくともチョコは合っているとは思えない)。「フラムクーヘン」は軽くてちょうど良かったが、どうしても外の天候が気になって盛り上がらない。他にも色々なビールやつまみがあったが、結局軽く切り上げて終了。帰宅の途につくことになってしまった。外に出ると…まだ全然大丈夫(←「ホラ、言ったでしょ。」※)。(勘定は¥2,500程/人)
※しかしその後、帰宅途中で天候が急変し暗転。雪も降って交通に若干の影響も出たので、知人の判断は間違っていなかったのだった(笑)。
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 KITTE名古屋 B1F
( 名古屋 なごや 名駅 めいえき キッテ KITTE クラフトビール 地ビール クラフトビア こうようえん 浩養園 昼飲み )