ある朝、岐阜市内から瑞穂市方面にバイクを走らせていて環状線沿いの交差点にある果物屋「百果園」へ。こちらにはフルーツサンドがあると聞いていた。朝はコーヒー1杯しか飲んでいなかったので少しお腹に入れようと立ち寄ってみる。駐車場にバイクを入れると入口が2つあり、それぞれ「百華園」(花屋)と「百果園」(果物屋)となっているよう。当然「百果園」の方だろうと中へ入ってみたがフルーツサンドが見当たらない。店の人に「フルーツサンドは…」と訊くと「あちらです。」と反対側を案内された。フルーツサンドは「百華園」側で提供しているらしい。そちらに入るとガラスショーケースの中に様々なフルーツサンドがあり、真ん中にはイートイン用のテーブルがあった。どれにしようか迷うが、その中から選んだのは「宮崎完熟マンゴーサンド」と「静岡マスクメロンサンド」。何のことはない、どちらもこの日だけ特別サービスとして値引されていたから選んだのだった。店員さんに店の中で食べる旨を告げる。「飲物は?」と訊かれたが、コーヒーはついさっき飲んだばかりだったので水だけもらった。
テーブル席に腰掛けて早速包みを解く。「宮崎完熟マンゴーサンド」はアーウィン種という種類で樹上完熟なのだそうだ。開けるだけで素晴らしい香りがする。早速頬張ってみると…何とも言えないマンゴーの素晴らしい味。とろっというのが正しいくらいの完熟加減。旨い。他は生クリームだけなのだが、生クリームの甘さが少し邪魔に感じてしまうくらいの甘さと香り。自分はまだこんなにマンゴーやマンゴー味が巷に溢れるよりもずっと前の30年以上前からトロピカル・フルーツが大好きだったが、最近はめっきり食べなくなっていたので久しぶりに目を瞠るレベルのマンゴーを口にした。「静岡マスクメロンサンド」は手に持つと果汁がしたたり落ちるくらいの完熟度。こちらも香りがスゴイ。何と1つ5000円のものをカットしているのだとか。水分が多い分、若干メロンの味が生クリームに負けそうになるが、こちらも旨い。フルーツサンドってそんなに沢山食べている訳ではないが、いつも感じるのが独特な”食パンの香り”。どうしてどこも似ているのか分からないが(同じ製パン屋?)、鼻腔に残るパンの香りがフルーツにすごくマッチしている場合とそうでない場合があるんだよなァ。勘定は終わっているけれど、店内に誰も居なくなった。「ごちそうさまー。」と声を掛けても誰も居ない。不用心(苦笑)。(勘定はマンゴー¥650→¥400、メロン¥500→350)
↓ 鏡島西にある「寿和屋(旧・鏡島郵便局)」(昭和10年・1935・建造)◇。残念ながら閉まっていて営業しているかどうかは確認出来なかったが雑貨屋なのだそう。旧中山道沿いの局舎跡で、裏の方の建物までしっかりと残っている。一度中を見てみたいものだ。
百果園 (百華園)
岐阜県岐阜市北島8-7-8
( 岐阜 ぎふ ひゃっかえん (株)マルブ フルーツサンド フルーツショップ 果物屋 生花店 花屋 近代建築 郵便局舎 )