ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

浅田屋 (2) @名古屋市北区・上飯田 (※閉店)

2020年06月11日 | 名古屋(東区・北区)

久々に上飯田の麺類食堂「浅田屋」に寄りたくなって自転車を走らせる。道路に主人の(出前用?)バイクが置いてあるのでひと安心。最近はコロナ禍がご高齢の方がやっていらっしゃる食堂の閉店廃業のきっかけとなってしまっているので油断が出来ない。もっと通えればいいのだがなかなかそうもいかず…。暖簾をくぐって中に入ると土間にテーブル席が並んでいる店内には先客が1名。ご高齢の主人夫婦もご健在だ。だんだん暑くなってきて出されるお茶もぬるめになってきたし、また”ころ”の季節がやってきた(と言いつつ冬でも喰ってるが)。「きしコロ」を単品でお願いする。小窓から調理場の主人の所作が少しだけ見えるが、麺は大笊で上げているようだ。いぶし銀。

程なくして「ハイ、おまちどうさま!」という主人の声と共に、女将さんによって「きしコロ」が運ばれた。こちらのコロはつゆ多め(※”ころ”は定型がある訳でなく店によって違いがあります)。麺の上には斜めに包丁が入れられた青菜、赤縁のかまぼこ、刻みネギが盛られている。まずは漆黒のつゆから。この地方の古い麺類食堂のつゆは色濃くやや甘いものが多いが、こちらは色は同様に濃いものの甘くなくすっきり。きしめんは水で絞められているが、つゆも含めて”やや冷たい”ぐらい。これもキンキンに冷やす店もあって色々。こういった店による仕様の違いが”ころ”の面白いところ。きしめんの麺はやや厚めの平打ち。手打ちでない(たぶん)食堂では標準的な幅と厚さ。するするっと胃の腑に落ちていった。次は「オムライス」を食べてみようっと。(勘定は¥450)

※残念ながら閉店されたそうです(令和2年7月現在)

以前の記事はこちら

 

浅田屋

愛知県名古屋市北区新堀町7−6

 

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