愛知県一宮市の人気中華料理屋「大」へ。道路沿いに看板はあるものの、店先は驚くほどそっけない。コロナ禍とあってか入口の戸が開け放してあった(これからの季節、色々と大変だろうなァ)。中に入ってびっくり、カウンター席、小上がり席共にほぼ満席の盛況ぶり。かろうじてカウンターの一番奥のおしぼり温蔵庫の前だけ空いていたのでことわって座らせてもらう。客層は老若男女様々で、昼間っからビール瓶を何本も立てているグループも(羨ましい…)。年配の夫婦と給仕の女性は動きっぱなしで大忙しだ。壁に架かった額には”ランチタイム”としてABCDE、5種類のセットメニューが書いてあったが、メニューからでも選べるとの事なのでメニューを眺めて思案。”当店独自の焼そば”とわざわざ書かれた「大炒麺(ダイチャオメン)」というのがあったのでそれと「ワンタン」をお願いすると、「ワンタン」は切れているとのこと。じゃあと「ギョーザ」に変更すると、お姉さんは「大炒麺はソース味の焼そばなんで、Bの<焼きそば+ギョーザ>のセットでいいですね?」と。なぁんだ…。ソース味の焼そばなら他にしようかとも思ったが、忙しい厨房を混乱させてもと「ハイ。」と返事した。
次から次へと注文される料理と、次から次へと入ってくる客を捌きながら調理が進む。まずは女将さんから「ギョーザ」が渡された。平べったい形の「ギョーザ」は底面がカリッカリに焼かれているものが4つ。中の餡は野菜中心。旨いけどビール無しじゃなァ…。主人の調理を眺めながら食べていると「焼きそば」(”大炒麺”のはず)が完成して登場。エッ!? 注文が重なって2人前作っていると思っていた「焼きそば」は大盛。全部自分のやつだったのか…。肉、キャベツ、人参、ピーマンなどが入った「焼きそば」はまごうかたなきソース味。細ストレート麺でたっぷり。心の準備が無かったので焦ったが、添えられた紅生姜を挟みながらワシワシと食べていって、何とか全部平らげた。お腹いっぱい。次は「什景炒飯(スチンチャオハン)」で(これも大盛なのかな?)(勘定は¥600)
↓ 通りかかって思わず引き返して写真を撮った「鍛治松毛織(株)」(建築詳細不明)◇。”骨”を思わせる特異な外観が圧巻。かっこいい社屋だなァ。誰が設計したんだろう?
中国料理 大
愛知県一宮市木曽川町玉ノ井吉原東135
※令和5年4月を以って閉店されました
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