ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

アントルメ @名古屋市北区・上飯田

2020年06月20日 | 名古屋(東区・北区)

愛知県を中心に何故かこの地方だけで愛される生ケーキがある。「パリジャン」「ファンシー」「ピレーネ」「マロン」「ポワロン」等、様々な名称で呼ばれているが、元を辿ると同じ菓子職人に行き着くのだとか(※)。その菓子が上飯田にもあると聞いて訪問したのは辻本通にある「アントルメ」。創業は1980年代後半だそう。幹線道路沿いのテナントに店舗があった。

※かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

自転車を停めて店に入るとガラス・ショーケースの中に沢山のケーキが並んでいる。一番上の棚には目当てのケーキ「アントルメ」。こちらは店名をそのまま冠している。「アントルメ」は、生クリーム、カスタード、苺生クリームの3種類がある。それぞれ購入して、暑くなってきたので小さい保冷材を入れてもらい家に持ち帰った。

生クリームと苺生クリームの2つは嫁に献上して、自分はカスタードを食べてみる。この菓子はどこも生クリームが基本なのでカスタード・クリームが入っているのは珍しいかも。ふわっふわのスポンジの四隅が内側に畳まれた四角形。その中にたっぷりとクリームが入っている。こちらのカスタード・クリームはこってりではなく食感が軽い。色も薄めで生クリームとブレンドしてあるような軽さだ。旨い。コーヒーと一緒にいただいた。シンプルな菓子だし、全部並べて比べている訳ではないので、どの店もそう大差ないと言ってしまえばそれまでだが、こういう曰く付きの商品を求めて訪ね歩くのも面白いもの。(勘定は各¥170/個、苺は¥180/個)

 

アントルメ

愛知県名古屋市北区辻本通3-28

 

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コメント (2)
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