ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

すや西木 @岐阜県中津川市

2021年03月12日 | 岐阜県(東濃)

恵那市から少し足を延ばして中津川市へ。郊外の国道19号線沿いにある栗きんとんの「すや西木」へ。こちらは新しい店だが、”西木”という土地にあるのだとばかり思っていたら、「栗といふ文字は西の木と書て、西方浄土に便ありと」という「奥の細道」の一節から採られたのだとか。広い駐車場に車を停めると遠くには雪を冠った南アルプス(多分)の山々を望む景色。店舗脇には「榧(かや)」という甘味処もある。手を消毒して中に入るとガラスショーケースの中に様々な菓子が並んでいた。「栗きんとん」はと思ったが1月までなのだそう(訪問2月)。ま、そりゃそうか。他には上生菓子も並んでいた。購入したのは箱入りの「栗金鍔(くりきんつば)」。こちらはいつも世話になっている方への贈答用。後は自家用にいくつかの菓子を袋に入れてもらった。

帰ってから母と分けて家に持ち帰る。「栗こごり」は通年ある平たい菓子。綺麗な黄色で砂糖を纏った姿が薄氷のよう。じわっと栗の味が下に溶けてくる。贈答用にも買った「栗きんつば」はみっしりと小豆餡と栗粒が詰まっている。しっかり甘いが、これでもきんつばにしては抑えめなのだそう。「そばまん」は文字通り蕎麦饅頭。皮に”すや”の文字が押されてある。皮にはしっかりと蕎麦の香り。中はこしあんが入っている。どれもお茶請けにはぴったりで美味しくいただいた。(勘定は贈答用¥1,500程)

本店の記事はこちら

 


 

↓ 中津川市の恵那山の麓にある「恵那神社」(創建時期不明)。母が中津川市の街中でこの神社のポスターを見かけて「綺麗やね。」と立ち止まったので、ならば行こうと車を走らせる。境内に何本もそびえ立つ杉の木が圧巻。社の正面脇にも立派な夫婦杉がある。残念ながら高齢の母は石段が昇れずに諦め、母の分もお参りして写真(下)を撮って戻って見せた。

 

 


 

すや西木

岐阜県中津川市中津川1296-1

 

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