地下鉄「中村区役所駅」の南西、黄金通の西側にあるとんかつの「八千仙」へ。店先に自転車を停めて暖簾をくぐる。店に入るとコロナ禍(第3波)の最中でありながらテーブル席3つが全て埋まる盛況ぶり。カウンター席に腰掛ける。カウンター席に仕切りが出来ていた。壁の品書きから「オムライス・赤だし付」をお願いするも「ちょっと時間がかかる」と告げられる。見渡すとまだほとんど皿が出ていない状態。「構わない」旨答えて待つことに。品書きに”新鮮な海の幸・生かき用”という「カキフライ」があったのでどうしても食べたくなり、単品を追加でお願いした。コック帽にコックコートの主人と女将さんは淡々と調理を進めている。揚げ鍋は大きくなく、キャノーラ油が注ぎ足されている。突然、後ろの客が食事をしながら猛烈な勢いで咳をし始めた。もちろん何かが喉に詰まっただけだとは思うが、時期が時期だけに皆、引く(苦笑)。
「お待ちどうさま。」と、まず先に出てきたのは「カキフライ」。型は大きくないが7個並んでいる。少量のタルタルソースが添えられ、別に中濃ソースが出された。熱々をいただく。身がしっかりと詰まった感じの旨いカキフライだ。こういうのをいただくと、身がデカけりゃいいってもんじゃないナと分かる。ひと口で食べられるのもイイ。口いっぱいに磯の風味が拡がる。添えられたドレッシングのかかったみずみずしい野菜で口をリセットしながら立て続けにいただいた(本当はビールが呑みたいが…我慢)。
後から「オムライス」も登場。綺麗な紡錘形に整えられた薄焼きタイプのオムライス。しっかりと端がつまんであるので後から薄焼きの玉子を巻くタイプだろうか。酸味のしっかりとしたケチャップソースがかけられ、福神漬が添えてある。スプーンを入れると中はしっとりとして濃いめの味付けのケチャップライス。中に肉片が入っている。かなり細かいので分かり辛いがビーフだろうか。赤だしも啜りつつ完食。旨かった。次は「海の幸定食」っていうのもいいかもな。(勘定は¥1,770)
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↓ 中村公園近くの路地で見付けた3連長屋の住宅(建築詳細不明)◇。ここいらで時々見かける様式。いわゆる”文化住宅”的な感じで建てられたのだろうか。こちらも玄関横に突き出た間が隅切り屋根だったり、下見板張りだったりと洋館っぽい。
↓ 同じく中村公園近くの路地で見付けた面白い住宅3棟(建築詳細不明)◇。斜めに走る大胆な意匠の屋根や庇が楽しい。軒は分かれているので同じ設計士が手掛けた分譲住宅か何かだろうか。
元祖名代 とんかつ八千代分店 八千仙
愛知県名古屋市中村区西米野町1-86-4
( 名古屋 なごや 太閤通 大門 おおもん やちせん とんかつ ステーキ 八千代分店 八千代本店 洋食 エビフライ カニクリームコロッケ 近代建築 中村遊郭 )