ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ひかり (2) @岐阜県恵那市

2021年03月08日 | 岐阜県(東濃・老舗)

(昨年からのコロナ禍と愛知・岐阜の緊急事態宣言発令で)「どっこも行けへんでどうかなってまいそうやわ(どこにも行けないから頭がどうかなってしまいそう)。」と真顔で物騒な事を口走った高齢の母を連れ出して、気分転換に岐阜県恵那市までドライブ。誰も居ない「中山道広重美術館」で企画展「五十三次名所図会」を鑑賞した後、食事は昭和の雰囲気残る食堂「ひかり」へ(完全に自分の趣味・笑)。創業は昭和27年(1952)で現在3代目とのこと。店に入るとほぼ満席の盛況ぶり。コロナ禍なので相席はしないそう。小上がり席が1つ空いていたが、生憎母は膝が悪く、畳の上は辛いので立って待つことに。するとテーブル席に座っていらっしゃった地元の方だろうご夫婦が声を掛けて下さり、「俺らが座敷に行くわ。」と席を代わって下さった。感謝。お礼を言って土間のテーブル席に腰掛けた。この日はえらく「鉄板ナポリタン」の注文が多い様子。以前訪問した後、自分も次は「鉄板ナポリタン」と思っていたが、この日は”口が違った”ので「上ランチ」を、母は最初「かつ丼」と言っていたのに急遽「ざるそば」に変更して注文した。

メニューにあった記述を見て初めて知ったのだが、こちらの食堂は2018年に放映されたNHKの朝ドラ「半分、青い。」で出てきた食堂のモデルになったのだそう。スタッフがカラフルなプラスチックの注文札や人気の品をリサーチしていったのだとか。自分は朝ドラを見ないので、後で妻にそう言ったら「すずめちゃんの実家や!」と。ドラマにも「鉄板ナポリタン」が出てきたらしい(それで注文が多かったとか?)。

混雑していてちょっと待ちくたびれている客もあったので、相当時間がかかるだろうと踏んで待っていたものの、然程でもなく「上ランチ」と「ざるそば」が運ばれた。「上ランチ」は大きな白い平皿にカップ型のライス、有頭エビフライ、ポークソテー、ハンバーグ、オムレツがのったお子様ランチのような賑やかな洋食プレート。脇にはたっぷりの千切りキャベツとトマト、きゅうりが添えられている。エビフライにはタルタルソースとカットレモン、キャベツのドレッシングはオレンジ色のフレンチドレッシング、そしてマヨネーズ。これを箸でいただく。他にカトラリーは用意されていないのでライスも箸だが、平皿だけに食べづらい事この上ない(笑)。海老はしっかりとした大きさだし、ハンバーグの味付けもライス向き、オムレツもとろっとしていて旨い。ポークソテーだけは肉に厚みはあるものの、冷めて硬くなっていたので今ひとつ。あっちこっちに箸を延ばしながら美味しくいただいた。母によると「ざるそば」も美味しかったとの事。(勘定失念)

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和洋食めん処 お食事処 ひかり

岐阜県恵那市大井町251

 

( 恵那 えな ひかり食堂 ひかり 御食事処 大衆食堂 麺類食堂 洋食 ランチ そば 蕎麦 連続テレビ小説「半分、青い。」 つくし食堂 大井宿 )

コメント
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