ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

フルーツパーラ すずき @岐阜県岐阜市

2021年03月11日 | 岐阜県(岐阜)

以前からずっと気になっていた岐阜市民病院前の喫茶「フルーツパーラすずき」〔ママ〕。1階が果実店で2階が喫茶になっていることは分かるが、なかなか入ってみる機会が無くシャッターが下りていることばかりだったので、このコロナ禍で閉めてしまっただろうかと思っていた。ある日の朝に前を通ったら外看板の回転灯が回っていたので入ってみることに。細い階段を昇って2階へ。オレンジの色ガラスの扉を開けて中に入ると意外にも盛況(失礼)。テーブルは6つほどだが、年配の女性らが何組も一緒になっておしゃべりの最中だ。窓はステンドグラス風、可愛らしいペンダントライトなど、昭和のお店らしい洒落た普請。今の喫茶店はあまり色を出さないけれど、昔の喫茶店はいろいろ凝っていたよなァなんて感傷に浸りながら腰を下ろす。まだ朝早い時間だったので「ホットで。」(「ホットコーヒーをお願いします」の意)とひと言。これで注文が通る。女性主人が1人だが、トーストを用意し始めたので”モーニング・サービス”が付くことが分かった(←無ければ無いでいいと思っていた)。

しばらくして洒落たカップとソーサーでコーヒーが運ばれ、後からマーガリンを塗った縦切り半分のトーストと茹で玉子1個、そしてバナナの半切りが届いた。東海地方のコーヒーは、最初から砂糖とクリームを入れる仕様になっているのか、濃くて苦めのコーヒーが多い(自分は何も入れないが)。こちらももちろんそんな感じ。普段の朝、トーストにバターやマーガリンは塗らないが、たまに食べると旨い。玉子はこういう店では珍しく半熟の茹で加減だった。塩をかけていただく。壁に貼ってある品書きを見るとランチはカレー、焼きそば、ピラフ、スパゲティー、オムライスなどがあるようだ(ただこの日も昼過ぎにはシャッターが下りていた)。果実店だけあってフルーツの生ジュースが色々ある。次はそんなのもイイなァと思って勘定してもらった。安過ぎて申し訳なくなる。(勘定は¥330)

 

 


 

↓ 本庄の路地で見付けたビビッドな色に塗られた下見板張りの部屋のある日本家屋(建築詳細不明)。2階には袖壁があるので昔は家がぎゅうぎゅうに並んでいたのだろう。洋間かどうかは分からないが、窓の桟の感じからすると古そう。

 

 


 

 

フルーツパーラ すずき

岐阜県岐阜市鹿島町6-15

 

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コメント (2)
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