キムタク騒動の後、岐阜市内は人通りも元に戻って静まり返り、平常運転。まさに夢の跡(笑)。閑散とした柳ヶ瀬商店街を抜け、時々酒場使いしている西柳ヶ瀬の鰻屋「田なかや」へ。暖簾をくぐり、テーブル席の1つに腰掛けた。先客は2組程。テレビこそ点いているが静かで落ち着いた空気の店内。電球色の灯りが心地良い。ここに来ると滅多に鰻丼は食べないのに真っ先に「肝焼きありますか?」と尋ねてしまう。女将さんが調理の息子さんに訊いてくれ、出来るとのこと(やった)。剣菱を1合どん燗(ぬる燗)でお願いした。もう1品は値打ちな”おかず”の中から「なます大根」を。
徳利と猪口で剣菱が運ばれ、ガラスの器に盛られた「なます大根」がまず届いた。千切りの人参と大根。丁寧な仕事がしてある。旨い。後から運ばれた「肝焼き」は10個近くもあって最高。焼き加減も申し分ない。これで600円と破格の安値なので頼まないという選択肢が見当たらない。濃い味の「肝焼き」とさっぱりとした「なます大根」を交互にいただきながら杯を重ねた。締めに「たれめし」(←鰻丼のたれをご飯にかけた反則めし・笑)でも頼もうかと思ったが、ちょうどグループ客の注文の後のタイミングになってしまったので切り上げて勘定してもらった。いくらなんでもこのご時勢、全品100円という”おかず”は値上げをしているだろうと思ったら値段はそのままのよう。感服。(勘定は¥1,320)
田なかや
岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通5-13
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