円頓寺本町商店街のアーケードから少し外れた所にある「太平閣」。いかにも昭和の中華料理屋といった風情の建物初めて店に入ってみた。入ってちょっとビックリ。かなり年季が入っているだろうと予想していた店内は、意匠は昭和そのままにスッキリと綺麗にリフォームされている様子。調理服の高齢の主人が客席で休憩していたが、調理場とフロアーには若い女性が3名。様子からいくと1人は娘さんかも。テーブル席に腰掛けメニューを眺める。夕食は済ませていたので軽く一杯やることにして、「ハイボール」と「春巻ハーフ(4切)」「特製肉団子(5ヶ)」をお願いした。やはり調理は主人でなく女性が担当している。主人はアドバイザーってとこだろうか。
壁に飾られた額に入った昔の店の写真を眺めながら待っていると、まず「ハイボール」、そして「春巻」が届いた。千切りキャベツ添え。こちらの春巻の皮は平田町の「南海園」と同じような薄皮玉子。サクッと揚がった熱々の春巻を頬張りハイボールで追いかける。うん、ウメー。タケノコや挽肉の味がしっかり。そのままでも充分旨いが辛子醤油でもいただいた。他に客が居なかったのですぐに「肉団子」も出来上がった。肉団子は外側がゴツゴツした岩石タイプで甘酢餡がかかっている。紅生姜添え。硬めの食感で餡の味付けはかなり濃いがこれもいい感じ。すぐに「サントリー角ロック」を追加して楽しんだ。外観は昔のままなので若い人はちょっと入り辛いかもしれないが、浸透すれば人気が出るんじゃないかな。(勘定は¥2,000程)
<追記>訪問したのは昨年末だったが、そのすぐ後にテレビを眺めていると、夕方の情報番組でこの「太平閣」が取り上げられていた。妻に「ココ、この間行ったばっかり」と説明。やはり女性達は娘さんだった。自分は知らなかったが2021年に主人の体調不良で閉店していたそうだ。3代目となる3姉妹が後を継いで調理担当は末っ子だとのこと。いい娘さん達だなァ。外観や内装の雰囲気を残したままにしたのはエライ。すぐに別のテレビ局等にも取材、放送されたようだし人気が出るんじゃないかな。また伺おうっと。ガンバレ!3姉妹。
↓ 年末とあって円頓寺商店街(写真下左)や工事中?の五条橋(写真下右)もライトアップ。
愛知県名古屋市西区那古野2-4-10
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