Islands / King Crimson (1971)
1971年発表のキング・クリムゾン(King Crimson)の4作目のオリジナル・アルバム。まだにわかの自分はこの頃のクリムゾンの事は全然知らなかったし、アルバム・ジャケットに覚えも無かった。レコード屋でプログレのコーナーなんて漁ったこと無かったもんなァ。当時のラインナップは、フリップ(Robert Fripp, Gt.)、ピート・シンフィールド(Peter Sinfield, Words)、メル・コリンズ(Mel Collins, Fl. Sax)、ボズ・バレル(Boz Burrell, Vo. Ba.)、イアン・ウォーレス(Ian Wallace, Drs.)という布陣。他にベーシストが参加する予定だったそうだがキャンセルになり、急遽ボズ・バレルにベースを弾くよう特訓したのだとか。元々ギターを弾いていたとはいえ何たる要請。けれど受ける方も受ける方だな(笑)。
歌詞担当は変わらずシンフィールド。この時期のクリムゾンにありがちだが、キャッチーなシングル向けの曲がある訳でなし、彼の世界観は聖書とかギリシャ神話に馴染みが薄い東洋人にはなかなかしっくりこないし、いわゆるコンセプト・アルバムとも違うようなのでなかなか全体の特徴は掴み辛い。このアルバムの曲は長く演奏されなかったようだが、近年になって何度も演奏されている。確かにアルバムでも大活躍しているメル・コリンズがいる現行の布陣にはピッタリとハマっているし、実際ライヴ音源を聴いてもなかなかかっこいい。ただしこのアルバム発表後、デビューから一緒だった歌詞担当のシンフィールドが解雇され、フリップと対立した他の3人も契約が残っていたツアー後に辞め、解散が決まったそうだ。
ネット・ショップにて購入(¥760)
- レーベル : ヴァージン・ジャパン
- ASIN : B015S5PTT8
- ディスク枚数 : 1