ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live At The Cellar Door / Neil Young

2023年04月25日 | クラシック・ロック

Live At The Cellar Door / Neil Young (2013)

ニール・ヤング(Neil Young)がアーカイブから過去のライブ音源をリリースしているシリーズ「Neil Young Archives Performance Series」。今回購入したのは1970年11月30日から12月2日の間にワシントンDCにあるクラブ、The Cellar Doorで行われたライブ盤。時期としては彼の代表作「After The Gold Rush」発売直前という時期だったそう。1970年でセラー・ドアといえばマイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「The Cellar Door Sessions 1970」。このセラー・ドアでも「Live At The Fillmore 1970」のようにニールとマイルスのダブル・ヘッダーだったのかしらんと思ったが、マイルスのライヴはニールの直後16日からだったそう。にしても3月はフィルモアでクレイジー・ホース(Crazy Horse)と、11月には単独で、しかも間にはアルバム発売と、目まぐるしい活躍をしていたことになる。

単独公演なので伴奏は自身のギターとピアノのみだが、新アルバム収録の5曲などをシンプルに味わい深く聴かせる。ニールも会場もリラックスした雰囲気。調べるとここのハコは170人ぐらいしか入れないようなので、まさに上り調子のニールを目の前で観ていることになるんだろう。ニールが前からピアノ伴奏だけのライヴを披露していたのかは知らないが、シンプルでラフだけれどなかなか味わい深いピアノ演奏だ。しかしこの時代のニール・ヤングのライヴはどれも甲乙つけがたい出来。今でこそこうやってアーカイヴをどんどんリリース出来る時代になったが、この時期のライヴをリアル・タイムで発売出来ていたらアーティストしてのニールの評価ももっと凄かったろう。

ネット・ショップにて購入(¥698)

  • Label ‏ : ‎ Reprise
  • ASIN ‏ : ‎ B00G34XP3Q
  • Disc ‏ : ‎ 1

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