Original Album Classics / Stevie Ray Vaughan And Double Trouble (2013)
スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)の「Original Album Classics」簡易紙ジャケ5枚組CD。全てボーナス・トラック付きで、83年のソロ・デビューからのオリジナル・アルバム4枚に加えて彼の死後に未発表曲集として発売された91年の1枚という内容。収録アルバムは以下の通り。
・Texas Flood ('83)
・Couldn't Stand The Weather ('84)
・Soul To Soul ('85)
・In Step ('89)
・The Sky Is Crying ('91)
初めて聴いたのは、かつて東海地方で深夜に洋楽ロックのPVを流していたCBCの「Rock-A-Vision」という30分番組(覚えている人居るかな…)で見た「Cold Shot」(2枚目のアルバムに収録)のPV。そのヴィデオは面白かったが、当時は彼らやロバート・クレイ(Robert Cray)のようなモダンなブルーズはあまり得意ではなかった。その後、自分も持っていたデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の83年の大ヒット・アルバム「Let's Dance」に参加していることを知る(←クレジットしっかり見てなかった)。ヒットしたシングルのPVではギターを持っているのはボウイ自身だが、実際のギター・ソロはスティーヴィーが弾いていた訳だ。その後のワールド・ツアー「Serious Moonlight Tour」にも当初ギタリストとして参加する予定だった事も後から知った(現在はスティーヴィーが参加したリハの音源がブートで聴ける)。もし参加していたら自分も名古屋国際展示場で観られたのに…。
その後も断片的には聴いていたが、まるっきりジミ(Jimi Hendrix)の生き写しのようなギターに聴こえたのであまり関心は上がらないままだった。もちろん本人は影響を隠してはおらず、というかリスペクトしまくりで、ジミの曲をカヴァーしたり、ジミがカヴァーした曲をそのままのアレンジでカヴァーしたりし続けていて、その様子はこのセットでもよく分かる(ボーナストラック含む)。随分と最近になってからベスト盤を中心にポツポツと聴き出した訳だけれど、若い頃あれだけしっくりとこなかった彼の音楽が不思議と最近スッと入ってくるようになった。当時は50~60年代初期ぐらいの古いブルーズを中心に聴いていたので”綺麗な音”のブルーズが体に入ってこなかったのかも。そういえばクラプトン(Eric Clapton)だって80年代の音は最近まであまり好きではなかったナ…。お陰でここのところ、この5枚のアルバムがヘヴィー・ローテーション中。これを機にもう少し丁寧に聴いてみようっと。
オークションにて購入(¥1,370)
- CD (2013/6/25)
- Disc : 5
- Format: Box set, Import
- Label : Sony Legacy
スティーブがお好きなら、私の大好きな盲目のスーパー・ギタリスト、ジェフ・ヒーリーを御存知ですか?こちらも気持ちいい演奏で、おススメです。やはりお亡くなりになってます(泣)。
https://blog.goo.ne.jp/flamebyflame/c/f2ecc3dcc6ad4c321088897f2aff2ed5/1
>ジェフ・ヒーリー
名前(バンド名)は聞いたことがありましたが、こういう境遇のアーティストだとは知りませんでした。しかし、なんちゅーギターを弾くんだ…、度肝を抜かれますねー。おっと、紹介していただいた映像でピアノを弾いているのはドクター・ジョン! しかも調べてみるとSRVと共演もしているんですね。スゴイ。教えていただいてありがとうございました。