Dancehall Sessions / Various Artists (2005)
80年代後半頃だったと思うがレゲエに新スタイルが登場。世間一般にまでは浸透しなかったが音楽好き、特にレゲエ好きには人気が出た。それが”ダンスホール・レゲエ”。どれもDJスタイルで、シンプルな打ち込み系ビートにトースティング(言葉)を乗せていくラップ・スタイルが特徴。当時盛んに開催された海外のレゲエ・フェスティバルでは、バックバンドは共通でシンプルにビートを刻み、入れ替わり立ち替わりアーティスト(シンガー)が登場するスタイルで効率的だった。正直このブームは長続きした訳ではなかったが、古いいわゆる”ルーツ・ロック・レゲエ”に対する若い連中の表現方法だったと記憶する。その中にはこのスタイルに変身して作品をする大御所も。
この”~Sessions"シリーズは玉石混交だが、流して聴くにはなかなか重宝していて、以前にも「Funk 45~」「Harlem~」「Blues & Soul~」そして「Dancehall~2」などを購入している。こちらはその第1弾。収録アーティストと曲は以下の通り。
01 Anthony Red Rose - Bangarang
02 Dawn Penn - No No No
03 Chaka Demus & Pliers - Tease Me
04 Pinchers - Bandolero
05 Frankie Paul - Little Walter
06 Shabba Ranks - Must Have Fe Learn
07 Flourgon & Ninjaman - Zigitup (Main Attraction mix)
08 Wayne Palmer - Come See Me Ya
09 Peter Metro & Sister Charmaine - Dibby Dibby Girl
10 Sanchez - Are You Still In Love With Me
11 Delroy Wilson - Its A Shame
12 Phillip Leo & CJ Lewis - Why Do Fools Fall In Love
13 Glamour Murphy What The Woman Want
14 Jack Radics - Groovin
15 Chaka Demus & Don Angelo - Love You To The Bone
01 Tenor Saw - Ring The Alarm
02 Half Pint - Mr Landlord
03 U Brown - Tu Sheng Peng
04 Anthony Red Rose - Under Me Fat Thing
05 Winsome & Tippa Irie - Superwoman
06 Red Dragon Leave Yuh Man Alone
07 Cutty Ranks - What Can You Do
08 General Levy Heat
09 Shabba Ranks - Love Punnanny Bad
10 Wayne Wonder - Spare Me
11 Leroy Gibbon - Im In The Mood For Love
12 Frankie Paul - I Know The Score
13 Dirtsman Impeccable
14 Papa Charjan & Jack Reuben - One Scotch, One Tennants, One Brew
15 Tenor Fly - The Bright Side Of Life
このスタイルの後、いくつか派生と思われるスタイルが誕生したが、正直言って現在では”終わっている”スタイル。でも当時聴いていた自分にとっては時代を感じさせる音楽であることは間違いない。歌詞なんて全然理解していなかったけれど、それは今に始まったことではないし、音が面白かったのでいくつか当てずっぽうでアルバムを買ったりしたなァ。一時とはいえ、どうしてこれにハマったんだろ?(笑)。ここにも収録されているフランキー・ポール、シャバ・ランクス、大御所デルロイ・ウイルソン、ハーフ・パイント、ティッパ・アイリーなど、収録されている面々が懐かしい。後はほとんど知らないアーティストばかり。
ネット・オークションにて購入(¥310)
- Label : Sessions
- ASIN : B00076SJKU
- Disc : 2
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