岐阜市柳津町にあるうどん屋「らくらく亭」へ。店は表通りに面していないので今まで全然知らなかった。ナビに導かれ細い道を入り店に到着。暖簾をくぐって中に入ると和風の意匠でテーブル席が5つ、小上がり席が2つ程ある。年配の主人が1人でやっていらっしゃる様子。店内の年季の入った木製看板に”らくらくうどん”とあるのでそんな品があるのかなと壁に掛けられた木札の品書きを見るも、そのものずばりの品は無い。「らくらくころ」とかがそうなるのかな。他にも壁に貼られたひらがなばかりの品書きがあるが、何がどうなのか分かり辛い。そこに”つめたーい”「はっちょううどん」というものがあったので頼んでみた。
しばらくして運ばれた「はっちょううどん」(※ファイルの品書きには「八丁」とあった)は大きな鉢に盛られている。味噌奴と市販のプリン付き。麺は冷たく絞めてあるが味はついておらず、小さな甕のような形の器に味噌だれがたっぷり用意されている。麺の上には、殻付きの茹で海老、玉子焼、ハム、レタス、ワカメ、刻みネギ、紅生姜と、まるで冷し中華の具材のような感じ。これは漬けて食べるのか、かけてたべるのか。取り敢えず麺を手繰ってたれに漬けてみた。たれは八丁味噌を使った酢味噌だれ。この辺りでは”ぬた”に使うような味わい。麺を啜ってみるとしっかり酢が効いていてむせるほど。濃いなァ。濃くて甘くて酸っぱい。おまけに白いワイシャツにハネが…(涙)。途中からは鉢の麺の上に少しづつかけて混ぜながらいただいた。麺は切りが長く少しエッジが出ているもの。強いコシがある訳ではないが、これはこれでなかなかいい。面白い味わい。麺量もたっぷりあってお腹もいっぱいになった。次は涼しくなってから温かいうどんをいただきに寄ってみよう。(勘定は¥900)
らくらく亭
岐阜県岐阜市柳津町東塚4-22-3
( 岐阜 ぎふ やないづ らくらくてい うどん そば 饂飩 蕎麦 らくらくうどん 八丁うどん )
>許容範囲外に汁だく
自分も汁だくは好みではありませんが、”許容範囲外”は逆に見てみたいかも(笑)。
30年近く前にお邪魔したことがあります。
柳津書店、アダチムセン、大丸、オリエンタルガーデン、友&愛なんかが健在だった頃なんで代替わりしてるかもしれません。
当時も品数豊富で味も悪くなかったんですが、天丼やカツ丼等の丼物が許容範囲外に汁だくで驚きました。