Live at Massey Hall 1971 / Neil Young (2007)
以前試しに聴いてみた「Live At The Fillmore East 1970」でどっぷりとハマってしまい、愚かにもアルバムを集め始めてしまったニール・ヤング(Neil Young)。何しろ彼のディスコグラフィーは数が多いので…。こちらは前作と同じく”Neil Young Archives Performance Series”の第3弾として2007年に発表された「Live At Massey Hall 1971」。彼の故郷、カナダはトロントで1971年1月に録音されたライヴ音源で、当時はプロデューサーから発売すべきだと説得されたほどの内容なのだとか。ここでの演奏はバンドを引き連れてではなくソロ・アコースティック・パフォーマンス。どちらも名盤と言われる「After The Gold Rush」(1970)と「Harvest」(1972)の間だけあって音楽的にも充実しまくっている時期だ。
アコースティックということでライヴは静かに進行していき、観客の息吹は当初、曲間の拍手や声援、ニールの語りに対する笑い声程度でしか聴けないが、会場全体がニール1人の挙動に集中しているような感じを受ける。ピアノで弾き語りする曲もあるのだが、ギターのイメージが強いのでこんなに雰囲気のあるピアノ演奏もするなんて知らなかった。何しろニールのパフォーマンスが凄い。ギター、ピアノ、どちらも静かに、且つ熱く、完全に空間を支配していて、だんだん客も暖まって空気が熱を帯びてくる。まだ彼の音楽を聴き始めたばかりの自分が「どの曲も名演」と言ったらおこがましいか。それにしてもギター1本の弾き語りでこんなに奥深い音が紡ぎだせるとは…、恐るべしニール・ヤング。プロデューサーがこれを発表しなきゃと言ったのも無理は無い。
オークションにて購入(¥800)
- Label : Reprise / Wea
- ASIN : B000MTPANG
- Disc : 1
僕の人生の中で数少ない自慢話が
「ニールに握手してもらった」
この人の言うことは信じています。
>「Helpless」
歌詞は直接的な表現ではありませんが重い曲ですね。
>「ニールに握手してもらった」
え?ホントですか!
す、凄い…。いったいどんな機会があったんでしょう。