Brothers and Sisters / The Allman Brothers Band (1973)
1973年に発表されたオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)のアルバム。前作「Eat A Peach」はライヴ音源も含んでいたため、純粋なスタジオ・アルバムとしては3枚目となるのかな。ギタリストでバンドの支柱だったデュアン(デュエイン)・オールマン(Duane Allman)が71年にバイク事故で亡くなり、しかもこのアルバムのセッション中にベーシストのベリー・オークリー(Berry Oakley)まで同様のバイク事故で亡くなり、これが最後に参加したアルバム(2曲のみ)となってしまったので、どうしてもそうした負のイメージがつきまとってしまう。
ただ新しいメンバー、現在はストーンズ(The Rolling Stones)のバンマスをやっているチャック・リーヴェル(Chuck Leavell)や、ベースのLamar Williamsが加わり、ディッキー・ベッツ(Dickey Betts)がリーダー代わりとなって新生オールマンズとなって再生し、700万枚を売り上げたというから凄い。そんなに売れたアルバムだったとは。ディッキー・ベッツの音楽傾向なのか、カントリー色が強く感じられ、ドブロの音など牧歌的に感じられる部分もあり、アメリカ人のハートに上手く突き刺さったのだろう。不思議なのはグレッグ(Gregg Allman)の存在感があまり感じられないこと(←どうも同時期にソロ・アルバムを作っていたらしい)。自分は若い頃、この辺りの音楽を避けていたので、今聴くとちょっと新鮮に感じられる。
中古店にて購入(¥500)
- Label : Island / Mercury
- ASIN : B000003CMD
- Disc : 1
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