Live Rust / Neil Young & Crazy Horse (1979)
1979年に発売されたニール・ヤング&クレイジーホース(Neil Young & Crazy Horse)のライヴ盤1枚物。1978年秋のツアー各所で録音されたものだという。このツアーではニールが監督した映像「Rust Never Sleeps」(ジャケ写真下)も発表されていて、そのステージを観賞することも出来る。自分はこの「Rust Never Sleeps」をDVDで所有しているが、まだニールのアルバムを数枚しか持っていない頃に購入したので、その暗めの映像と、ステージで繰り広げられるギミックや間延びした演劇的な演出にいまいち良い印象を抱かなかった(→このアルバムを購入してから改めて観てみたら昔よりずっと楽しめた)。
1978年と言えば音楽界ではパンク・ロックが席巻し大きな影響(傷跡?)を残した頃。ここに収録された「My My Hey Hey」「Hey Hey My My」にも歌詞に”Johnny Rotten”という名前が出てくる。彼がパンクにどれほどのシンパシーを感じていたのかは知らないが、後に”The Godfather of Grunge”とまで呼ばれたニールだけに強い意識を持っていたことは想像に難くない。そもそもどんなパンクの連中よりもニールが(容姿は別、アティチュードとして・笑)パンクだった訳だけれど。ライヴは映像などと同様にニールのアコースティック演奏から始まる。とても大会場で演っているとは思えない距離感で彼独特の歌声と演奏が響く。これって凄いことだ。そして後半はエレクトリック・ギターの轟音がビリビリと響くハードな展開に。エッジの効いたギターの音が絡み合い、そこに流麗なコーラスが混じる独特のサウンドが永遠に続くかと錯覚するほどに圧倒的に迫ってくる。かっこいい。
ネットにて購入(¥380)
- Label : Reprise / Wea
- ASIN : B000002KDI
- Disc : 1
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