ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

畑中堂 @岐阜県高山市

2020年08月30日 | 岐阜県(飛騨)

高山市散策。高山市内は和菓子屋の宝庫。沢山の店があり、店構えが新しいところでも”老舗”と呼んで差し支えない程の歴史を持った店が沢山ある。今回立ち寄ったのは坂道にアーケードのある「やすがわ商店街」にある「畑中堂」。雰囲気からすると間違いなく歴史のある店だろう。歩道に面した場所にガラス・ショーケースが出ていて、いくつもの菓子が並んでいる。貼紙には”当店特製・きんぎょく糖””当店特製・くず桜”とあったので、そちらが今の季節のスペシャリテだろう。奥に向かって声を掛けると女将さんが出ていらっしゃった。名前が書いていない菓子もあったので訪ねると「梅の香り」だと教えてくれた。あまり大きな包みで買うつもりはなかったが、菓子3種が2つづつ入った箱があったので、嫁と分けるのにちょうどいいとそれに決定。件の「きんぎょく」「くず桜」と「梅の香り」の3種でお願いした。女将さんが奥に行って包んでくださった。

家に帰ってから箱を開封。”夏の菓子なので日持ちするが、冷やしても美味しい”旨の書き添えがあったので、容器に移し換え冷蔵庫に入れておく。まずいただいたのは三角形で黄色い寒天のような菓子。周りに砂糖蜜がかけてあり固まっている。外がしっかり甘く、中は透明。爽やかな風味があるのでこれが「梅の香り」だろうか。次は周りが砂糖粒で固められた山型の菓子で中は透明なくずとこし餡。ジャリッとした歯触りの後、中もしっかりと甘い。これは「きんぎょく」かな?「くず桜」かな?。次を食べれば分かるかもと取り出すと…、あれ?今のと同じ。嫁に確かめても「2種類しか入ってなかったよ。」とのこと。女将さんが間違えて4+2で入れちゃったのかな。どちらも日持ちするようにしっかりと甘めに砂糖を使ってある菓子だったが、結局どれがどれだったのかよく分からないまま(笑)。次に行った時は「きんぎょく下さい。」と確かめてみようか。(勘定は¥1,250)

 


 

↓ 以前に来た時にも気になった理髪店兼旅館の建物「バーバー文助」(建築詳細不明)。蔦が絡まるとこんな外観に。店の前に置いてある車やモノ、ブリキ看板がちょっとわざとらしいので中を覗いてみると…、主人はテンガロン・ハットを被った方(笑)。いわゆるレトロ趣味なのかな。

 

 


 

畑中堂

岐阜県高山市大門町85

 

( 高山 たかやま 畑中堂菓子店 はたなかどう 和菓子 きんぎょくとう 夏菓子 近代建築 )


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