ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

新栄堂 @三重県桑名市

2020年07月02日 | 三重県(老舗)

朝から三重県桑名市の近代建築や近代化産業遺産を自転車で散策。雨こそ降っていないが蒸し暑く、じわじわと汗が吹き出す不快指数の高い日。そんな時にはアイスクリーム! ここ桑名は”アイスまんじゅう”でも知られていて、市内のいくつかの店で手作りアイスを販売している。今までに「マルマン」「寿恵広」には訪問済み。この日訪れたのは市役所のすぐ近くの静かな通り沿いにある「新栄堂」。創業は昭和22年(1947)とのこと。以前も来てみたことがあったがその時は休みだった(不定休なのかな)。素っ気ない構えの店に入ると左手に作業場があり、ステンレス製のアイス製造機が置いてあった。アイス専業のようだ。右手の冷蔵庫の中には沢山の「アイスまんじゅう」が入っている。誰も出てこなかったので裏手に向けて声を掛けてみると奥からご高齢の主人が「ごめんなさいねー。」と出ていらした。壁に掛かった品書きの先頭が「抹茶アイスまんじゅう」だったのでひとつお願いする。

そのまま受け取り、自転車を押してすぐ横にある公園へ。早く包みを開けないと溶けてしまう。「抹茶アイスまんじゅう」は割箸でなく丸い棒が使ってある。横から見ると、土台、小豆、それに抹茶と層になっているように見えて、こちらもやっぱりカッチカチ(笑)。歯を入れるとゴリッと音がするぐらいの硬さ。それでも気温と湿度が高いこともあって表面は溶け始めているので待ったなしだ。中の小豆はたっぷりの量。甘い汁で手をベトベトにしながら一気に食べ終えた。こちらにはミカンとパイナップルの「アイスフルーツ」もある。次に来た時に店が開いていたらどちらかを食べてみようっと。(勘定は¥140)

 


 

↓ 市内の高台の住宅地の中にある「諸戸水道貯水池遺構」(明治37年・1904・建造)。昭和4年まで使われたという遺構が残っている。ここから以前訪れた「諸戸家住宅」まで水路が繋がっていた訳だ。それを全国7番目の上水道として個人の財力で造ってしまい、無料で市民に開放したというのだから当時の有力者のスケールの大きさには恐れ入る。

 

 

 


 

新栄堂

三重県桑名市新矢田2-41

 

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