岐阜市の神田町通りにある創業大正3年(1914)の「武蔵野本店」へ。開店時間が遅めなのか11時半頃でも暖簾が掛かっていない時があったので、久しぶりに店に入る。この日は店に入るとテーブル席がほぼ埋まっているという盛況ぶり。みんな入口にあるテレビの方向に向かって座っていた。相席は無しなので、唯ひとつ空いていたテーブル席に腰掛け、自分もテレビの方に向かって腰かけた。自分の後にも次から次へと客が入って来て、テーブルに座れない人は奥の座敷に案内されていた。女将さんも大忙し。昼は軽く食べていたので「御酒」をぬる燗で、それに「いたわさ」をお願いした。板場には家族なのかバイトなのか若い衆の姿も見える。
運ばれた猪口の酒をクイッとやり、蒲鉾を口に運ぶ。麺類食堂で板わさを頼むと、趣味蕎麦の店と違って赤縁の軟らかい蒲鉾の場合も多いが、こちらは歯応えのある調子のいい蒲鉾。酒に付いてきたのか「いたわさ」に付いてきたのか分からないが、あさりの時雨煮が付いているのが嬉しい。腹は減っていなかったが客単価向上の為(笑)、締めに麺をと「合のり」をお願いした。こちらの「合のり」はそばときしめん。おっと、片方だけで普通盛に近いぐらいに感じる量(食べ切れるかナ…)。上から多めの刻み海苔が振られている。濃いめのつゆにどっぷりと浸けてそばを手繰る。喉越し良く、旨い。きしめんもちゃんと張りがあっていい感じ。でもさすがに多くて腹がはち切れそう。何とか全て手繰り終わり、勘定してもらった。(勘定は¥1,500程)
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武蔵野本店
岐阜県岐阜市神田町3-12-2
※令和4年12月31日を以って閉店されました
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