ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

玉川食堂 @福岡県北九州市

2013年10月25日 | 福岡県

Photo

小倉の駅前の商店街をブラブラと歩いてみる。すぐ近くの「魚町銀天街」と呼ばれるアーケード街は戦後、昭和26年に出来た日本で初めてのアーケード街なのだとか。その他にもいくつか商店街があり、ここでもチェーン店の攻勢と店舗の均質化というつまらない状況は他所と変わらないが、それでも地元の店が頑張っている様子が分かる。この日、昼食に選んだのはこの魚町銀天街アーケードにある「百万両」という手芸屋のビルの地下にある「玉川食堂」。入口のホワイトボードには「今年で95年」と書いてあったので、創業は大正7(1918)年ということになるのだろうか。

お店は古びた地下の飲食街の端にあり、飲食街自体がかなり古びている。開店していそうなのは他に数軒で、空きテナントというか空間も目立つ。店の前にはショーケースにたくさんサンプルが並べられている。こういう大きさのものって懐かしいなぁ。店に入ると中はさほど大きくなく、テーブルがいくつかと小上がりもあるようだ。奥の厨房には主人と女性3人がいて、たくさんのフライパンが吊るされているのが見える。店の規模の割に人が多いので、永年に渡って小倉の人々の胃袋を満たしてきたんだろうな。

支那天定食という鶏肉の天ぷらを注文。胸肉だと思うが薄めの味付けと柔らかい食感で、そのまま食べたり、醤油をかけてみたりして熱々を頬張った。定食には味噌汁と小鉢が付いてくるが、結構な種類の中から自分で選ぶことが出来て、自分はきんぴらごぼうを選んでみた。初めて使った福岡県の濃い口醤油の味はとても甘く、このきんぴらもかなり甘口。なるほどこちらの醤油はこうなんだね。面白い。(勘定は¥680)

玉川食堂

北九州市小倉北区魚町2-3-21 B1F

(たまがわしょくどう、たまかわしょくどう)


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