ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

稚加榮 @福岡県北九州市

2019年08月20日 | 福岡県

北九州市への取引先との研修旅行。夕食は団体で小倉駅から程近い料亭「稚加榮(ちかえ)」へ。団体旅行では多人数なので大広間のあるこういう店が選ばれることが多い。雨のそぼ降る中、宿泊先から徒歩で店まで向かう。店は昭和36年(1961)創業で博多の店が最初らしい。元々は鶏料理店だったのだとか。店内には大きな生簀もあるそうだ。傘と靴を預けて階上の大広間へ。畳敷きの広間には椅子席が並んでいる。最近は和室でも椅子で宴会をすることが多くなった。女性は正座しなくてもいいから助かるだろうな。団体旅行では近くに誰が座るかで、あと2時間の運命が決まるが(笑)、この日は面識のある人と向かい合わせに。自分よりもずっと年上だし、隣もご婦人なので少々気を使いながらビールで乾杯し、並べられたご馳走をいただく。

前菜、椀物と無難なものが出され、お造りは真鯛とさざえ。氷の上に並べられた大鉢が運ばれる。見かけがよく配膳も楽なので店には好都合だろうが、面識の浅い人と共有するのでどう箸をつけるか厄介なもの(笑)。刺身に合わせて日本酒をいただくが、徳利で運ばれたので銘柄はよく分からなかった。洋風なものを挟み、先程刺身で出た真鯛のあらが”あら炊き”として登場。九州らしい少し甘めの醤油味。こういう骨廻りは大好物なので酒が進む。この後には揚げ物が出て、最後は「鯛ごはん」と味噌汁で終わり。甘味はわらび餅。大きく印象に残る皿は多くないが、そつのない料理で美味しくいただくことが出来た。この日の参加者の中には泥酔者や厄介者もおらず、終止和やかに歓談が終了した。

 


 

↓ 門司港周辺散策の続き。坂の上に堂々と建つ木造3階建ての旧料亭「三宜楼」(昭和6年・1931・建造)。現在はあの「春帆楼」が茶寮と称して料理を提供しているようだ。内部も見学出来るそうだが時間が許さない…。道路から見上げて終了。残念。

 

 


 

博多料亭 稚加榮 小倉店

福岡県北九州市小倉北区堺町1-4-26

 

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