ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

和羅部 @福岡県北九州市

2019年09月03日 | 福岡県

そろそろ小倉行脚(実は研修旅行)も終わりに。帰りの新幹線を待つ間、昼食は各自でということで、他の方達は駅構内で済ませるようだが、自分はどこか良さそうな所がないかと駅前をうろつく。本当は昼も営業している居酒屋に入りたかったが、時間も少ないし、生憎帰ってから会議に直行しなくてはいけないので、あまり酔っぱらってしまう訳にはいかない。そこで「シロヤ」のすぐ近くで”一銭洋食”と染め抜かれた暖簾が掛かった「和羅部」に寄ってみた。昭和59年(1984)創業とのこと。”一銭洋食”は、起源には諸説あるがお好み焼きのルーツとも称される薄焼きのこと。当時は生地にウスターソースが塗られていると”洋食”という位置づけだったようだ。主に関西地方を中心とする西日本がこのタイプらしいが、我が東海地方もなぜか昔はこの薄焼き折り畳みタイプが多かった。今は東海地方でもチェーン店の影響か、関西風の”混ぜ焼き”と、広島風の”重ね焼き”が巷を席巻している(他地方の事情は知らず)。中はテーブル席が並んでいて、調理場には着物白髪の主人、給仕も年配の男性だ。品書きには定食や丼物も。注文したのはもちろん「一銭洋食」。店内に漂うソースの焦げる匂いを嗅いでいたら「ビール無しでは…」という気分になってしまったので、つい1本だけと「瓶ビール」の小瓶を追加。

道中ずっとそうだったが、この日もじめじめと蒸し暑い日だったので、キンキンに冷えたビールをグイッとやると堪らなく旨い(でも汗もどっと出るのだ)。焼き上がりのタイミングで「ソースは、甘口?辛口?」と訊かれたので辛口でお願いした。半分に折り畳まれた形の「一銭洋食」が登場。生地の周りにはパリパリとした部分も残っている。具材は、肉、ネギ、ちくわ、揚げ玉、目玉焼、紅生姜といったところ。確か”8種類”と書いてあったはずなので、他にも何か入っているんだろう。箸を付けるととろりとした口当たりにソースが絡んで、旨い。強い辛さではないが、この辛口ソース味をビールで洗い流す幸せ。途中で黄身が潰れるとまた味が変わり、あっという間に1枚が無くなった。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 観光バスで関門海峡に連れて行ってもらった。1キロを超える吊り橋「関門矯」(昭和48年・1973・建造、写真下左)。エレベーターで降り、歩行者専用の「関門トンネル人道」を県境辺りまで歩く。高い湿度で先が霞んでいた。この先は壇ノ浦だ。普通に歩いている人も多いし、ランニングコースにしている人も多い。

 

 


 

一銭洋食 和羅部

福岡県北九州市小倉北区京町2-6-16

 

( 福岡 ふくおか 北九州 きたきゅうしゅう 小倉 こくら 小倉駅前 わらべ いっせんようしょく おこのみやき ランチ 大衆食堂 )


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