ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

赤ちゃん食堂 @福岡県北九州市 (※閉店)

2019年08月15日 | 福岡県

北九州市小倉での研修旅行の自由時間。「焼きうどん」発祥と言われる「だるま堂」と同じ鳥町食道街にある食堂を奥に進むと、これまたグッとくる食堂「赤ちゃん食堂」があった。創業は昭和20年(1945)ということなので、この食道街の歴史と同じ年月を過ごしてきたことになる。凄い。店の前のガラスショーケースの中には洋食のサンプルがずらりと並ぶ。特徴的な暖簾をくぐって中に入ると、カウンターのみでこじんまり。中には年配の女将さんが1人。外れた時間だったが先客は学生らしき男子が1人。壁に貼られた赤いプラスチックボードのメニューには洋食、丼物、麺類、中華と揃っていた。こちらにも”焼きうどん”が。迷いに迷ったのだが、口が洋食を求めていたので「ハヤシライス」をお願いしてみた。こういう小さい食堂のデミグラス・ソースって気になるんだな。女将さんの調理を見ていると肉と玉ねぎはその場で炒めてソースと合わせるようだ。

手際良く出来上がった「ハヤシライス」は白い平皿に盛られているシンプルな姿。とろみのあるソースはしっかりとコクがあり、旨い。炒めてから合わせてある肉にはしっかりと歯応えがあり、玉ねぎもシャクシャクとした食感が残っている。平に盛りつけられたライスはさほど多くないのでパクパクと食べていけた。こちらにはその他にもざっと眺めるだけで”ドライカレー”、”焼めし”、”かしわうどん”、”肉めし”、”チャンポン”、など気になる食べてみたいものばかり。店名の由来を訊きそびれたが、近くに住んでいたら絶対全メニュー制覇したい店だ。(勘定は¥500)

 


 

↓ 門司港近代建築散策。「九州鉄道記念館本館(旧・九州鉄道本社)」明治24年・1891・建造)。本当は奥の赤煉瓦の建物まで近寄りたかったが残念ながらタイムアップ…。

 


 

 

和洋食 赤ちゃん食堂

福岡県北九州市小倉北区魚町1丁目4-5

※令和2年7月末を以って閉店されました

 

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