ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / The Cars

2014年11月20日 | パンク・ニューウェーヴ

Original Album Series / The Cars (2010)

ワーナーから発売されている5枚組のオリジナル・アルバム・シリーズ。簡易紙ボックスに5枚の紙ジャケが収められている。現在どのくらいのアーティストが発売されているかは知らないが、大体1,500円から2,500円くらいの値段で代表的なアルバムが5枚揃う便利な企画。以前購入したアーティストでもそうだったが、紙ジャケは簡易なもので、各アルバムとディスクが判別しやすいように(?)、ジャケ周囲とディスクが5色で色分けされている。ちょっと大きなお世話のような気もするが、どのみち細部まであまり拘らない感じのシリーズなので、これはこれで便利。音は特になんの説明も記述も無いが、(たぶん)リマスターされた最新のものを使用している場合が多いようだ。

カーズ(The Cars)はMTV時代にPVの効果もあり大きく飛躍したが、それまでのアルバムも傑作ぞろい。自分はまさにそのMTV時代から聴き始めたので、初期のアルバムは持っておらず、ヒット作「Heartbeat City」とベスト・アルバム、それにライヴ音源を持っている程度。今回ファースト・アルバムから初めてしっかり聴いたのだが、どれも素晴らしい出来の作品ばかり。良質なポップが満載で、特にファーストは怒涛の名曲連発で充実度が凄い。2作目、3作目になると少し落ち着いた感じも出て、雰囲気も変わってくるが、それでも各アルバムにしっかり印象的なポップ・ソングがいくつかあり、そして5枚目でまたスーパー・ヒット、とキャリアを通じて素晴らしい履歴。曲のタイプは違うが、まるでポリス(The Police)のような歴史だ。ちなみに4作目までのプロデューサーはクイーン(Queen)で有名なロイ・トーマス・ベイカー(Roy Thomas Baker)。全然知らなかったので意外だった(イギリス人だし)。

オークションにて購入(¥1,368)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc: 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label: Warner Music

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石田屋 @名古屋市熱田区・金山

2014年11月19日 | 名古屋(熱田区・中川区)

名古屋市のターミナル駅「金山(かなやま)」から徒歩で10分程離れた場所の幹線道路脇にある「とんやき」の店「石田屋」。以前から評判は聞いていたが、なかなか行く機会がなかった。とうとう念願の初訪問。店の建ち並ぶ賑やかなエリアを外れて歩いて行くと、戸を開け放した店が見えてきた。外から見える店内は人でいっぱい。でもカウンターに空きがあったのですぐに座る事が出来た。周りはみんなすでに出来あがっていてとても賑やか。カウンターの中には女将と調理の若い男性2人。すぐに日本酒(松竹梅)を冷や(常温)で注文。アルミのちろりとコップが渡される。壁に品書きが貼ってあるが、眼鏡を忘れてよく見えない。さがりの刺しがある事を確認して注文。串はとんやきとレバーを2本づつ注文した。

さがりの刺しはさすが名物とあって素晴しい鮮度。こちらでは箸はないので、爪楊枝を使って添えられたねりわさびをつけながら口に放り込む。いやぁ、旨い。とんやきとレバーの串(タレ)は焼きも丁寧で旨い。どんどん酒がすすむ。この肉質だったら刺しは全部頼みたいが、いかんせん1人なので、レバ刺しのみを追加。あとは大鍋に入った「どて煮」と「血管」をもらう。血管は実際にどこの部位なのか知らないが、イカのような食感。お酒の追加は燗でもらった。店の雰囲気とは違って(失礼)しっかり温度計を使って温度を計るキメの細やかさ。刺しで旨かったさがりを串で2本追加して終わりにした。

こちらの店は女将の(良く言えば)威勢の良さでも有名なので、どんなんだろうと気になっていたがいたって普通。もちろんちょっとべらんめえ調だし、若い連中には強めの言葉を浴びせかけていたが(笑)、それも雰囲気として楽しめる程度。ま、注文する時とかに上手くタイミングを読む必要はあるのだろう。女将は途中でどこかへ消えてしまったが、若い店員は対応も丁寧。何しろ旨いし安い。素晴しい店だった。次は誰かを連れていって他の刺し(心臓やこぶくろ)、それに食べていない串と、どて煮各種を片っ端からいきたいな。(勘定は¥2,500程)

この後の記事はこちら

石田屋

愛知県名古屋市熱田区金山町2丁目7-18

(ホルモン とん焼き とんやき とん焼 やきとん ホルモン焼 いしだや)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中華園 @岐阜県美濃加茂市

2014年11月18日 | 岐阜県(中濃)

美濃加茂市の前平公園にほど近い248号線近くにある中華料理の店「中華園」。この店の前の通りは幾度となく通った事があるのだが、あまり意識していなかった。たぶん昔からあるのだろう、かなり年季の入った店構え。「ぎょうざの店」という看板が出ていて気になったので車を停めて入ってみた。いかにも昭和な入口と店内。壁には大量の漫画が並び、煙草の自販機もある。何組も先客が入っていて賑やかで、厨房の中には調理を担当している男性が3人もいた。何はともあれ餃子を注文。未訪の中華店で味の傾向を知る時にいつも注文する中華飯を注文した。

しばらくして餃子が鉄鍋にのって登場。ひと口食べてみると生姜の風味が強めの特徴ある味で、汁が多めのなかなか旨い餃子だった。パリッとした感じの餃子もいいが、こういう餃子も悪くない。続いて運ばれた中華飯は、古い店に多い醤油味濃いめの餡ではなく、薄い色をしていて、野菜がかなり大振りに切ってある。餡自体は特に際立った特徴はないオーソドックスなもの。具の中には海老も入っていた。この具材と餃子をつまみにしてビールを飲みたくなっちゃったなァ。(勘定は¥1,200程)

この後の記事はこちら

 

中華園

岐阜県美濃加茂市西町1-130

 

( 美濃加茂 みのかも ちゅうかえん 中華料理 中国料理 餃子 ぎょうざ ギョーザ )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Charlie Is My Darling : Ireland 1965 (Super Deluxe Box Set) / The Rolling Stones

2014年11月17日 | DVD

 

Charlie Is My Darling : Ireland 1965 (Super Deluxe Box Set) / The Rolling Stones (2012)

2年ほど前に発売されたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のボックス・セットをやっと今頃購入。亡きブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)在籍時の貴重な白黒フィルム「チャーリー・イズ・マイ・ダーリン」をリファインし、サウンドトラックCDや、未発表音源を含む貴重なライヴ音源のCDとレコード、それにきっちり製本されたブックレットなどを含む豪華版。音だけは先に入手してしまっていて、ずっと輸入盤を買おうかどうか迷っていたが、オークションにて、日本盤新品を適正価格でゲット出来た。日本盤は解説が付いているだけで15,000円と値が高過ぎ。しかも輸入盤でもちゃんと日本語字幕がついているという…。最近のTシャツ付ける商法といい、明らかに金持ってる中高年向きのクラシック・ロック再発は歯がゆい。昔はこういうボックス・セットの作りは日本が突出して素晴しかったが、今は輸入盤でも充分なクオリティーを持っている。ますます、日本盤の存在意義が無くなっているようだ。だいいち、箱って…ジャマだ(笑)。

本編の映像はツアー・ドキュメント。確かに映像は綺麗になっているし、若かりし頃の彼らとファンの熱狂ぶりは興味深いが、作品として面白いかといえば…。まぁ、昔はこんな映像でも貴重だったからVHSやレーザーディスク(!)、そして海賊DVDと色々なフォーマットで購入した。一度見れば…みたいなものだ。だが、むしろこのボックス・セットの目玉は、ボーナスで付けられたライヴ音源。未発表だったものが加えられ、しかも高音質。攻撃的なビート・グループとしてのストーンズの魅力が詰まった最高のライヴだ。カヴァー曲ばっかりで、あっという間に終わってしまうが、黄色い歓声といい、タイトな演奏といい、ミック(Mick Jagger)の煽りといい素晴しいドキュメントになっている。絶頂期のブライアンの不敵なスマイルが目に浮かぶようだ。最近のストーンズの過去貴重音源の発表ラッシュのお陰で、一時的にしか話題にならなかったのが残念(そういう自分も2年も経ってから買ってるし)。最近のお蔵出しでは60年代の物は無視されているようだが、まだまだ貴重な音源がありそうな気もする。相変わらずアラン・クライン(Allen Klein)のアブコ(現在は息子が経営を引き継いでいるはず)の影響で思うようにならないのだろうか。

オークションにて購入(¥5,632)

  • Format: CD+Blu-ray, DVD,Vinyl
  • Language: 日本語
  • Disc: 7
  • Label: ユニバーサル インターナショナル
  • DVD: 2012/11/21
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大黒屋本店 @名古屋市中区・錦

2014年11月16日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋市の錦にある甘味処「大黒屋本店」。創業が安政元(1854)年という老舗。ムックで見て名前を覚えていたのだが、たまたま近くまで来て、前を通りかかったので店に入ってみた。モダンな店構えで、老舗和菓子店という雰囲気は全くなし。落雁(らくがん)の専門店としての創業だそうだが、現在は甘味処を併設していて、かき氷や生菓子も扱っている。菓子の売り場はごく小さく、あとは喫茶スペースとなっていて、この日もサラリーマンらしき男性らが休憩をしていた。すぐ前にコーヒーをいただいたばかりだったので、お店では何もいただかず、売り場に並べてあった落雁をいくつか買って帰った。

自分は落雁の経験値がほとんどゼロ。どうやって作られているかも知らなかったし、どういうシチュエーションでいただくかも知らなかった。買ったばかりの抹茶を点てて落雁と一緒にいただいていたら、妻に「落雁は煎茶か薄茶でいただくもの」と指摘される…。そんなん知らんし…。ま、それはさておき、綺麗な色が付けられ、型押しされた落雁は、ほんのりとした上品な甘味とやさしい口溶け。なにしろ他のと比べた事が無いので、自分にはひとつひとつの味の違いまでははっきり分からなかったが、経験値が上の妻(茶道免状所持)曰く「おいしい落雁」だとのこと。ものがものだけに、すぐにまた食べたくなるというものでもないが、(誰かに)おいしいお茶を点ててもらっていただきたい。今度はお店で注文してから作ると言う「くずきり」を食べてみたいな。

この後の記事はこちら (2)(3

 

大黒屋本店

愛知県名古屋市中区錦3-19-7

 

(大黒屋 だいこくや だいこくやほんてん 落雁 らくがん)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァンチャ @岐阜県各務原市

2014年11月12日 | 岐阜県(岐阜)

娘を車で送って行ったあとに一人で夕食をとるためにウロウロ。ちょうどカレーの口になっていたので、車中で検索してインド・カレーの店を探した。以前、鵜沼駅の近くにあって気に入っていたインド・カレーの店は知らないうちに閉店し、同じ場所で違う看板のインド・カレーの店になっていたが…パス。少し車を走らせて、各務原方面の国道21号線沿いにある店「ヴァンチャ」へ。いつ頃からある店なのかは全然知らないが、つい最近出来た店っていうわけでもなさそうだ。

夕飯時だったが、店に入ると先客がおらず、ちょっとひるむ。席に案内され、メニューを渡される。こういうインド(ネパール)系のレストランは大体どこも似たり寄ったりのパターンのメニュー。単品で1,000円程度、セットにして1,500円程度が目安か。どこもランチはもっとお得。いつ頃からかこういう店ではナンのレベルが上がり、どの店でも大きく食べ応えのあるナンが食べられるようになったが、ライスは相変わらずインディカ米を使用していない店があったり、サフランライスに追加の金が必要だったりと様々。日本人に合わせているのか、粘度の強いライスが出されることが多いが、こういうカレーにはあまり合わないような気がする。この日は野菜カレーとティンセット(ドリンク・バー、プレーンナンかライス、サラダ)を注文。本当はライスが良かったが、普通の白いご飯との事で、無難にナンを選択。自分でスープを注ぎに席を立つ。注文してからしまったなと思ったが、ドリンク・バーって大嫌い。器を持ってウロウロするのって好きになれない。

この日のスープはチキン・スープ。少し辛味があり悪くない。サラダが運ばれてきた。最初からサウザンアイランドのような甘めのドレッシングがかかっている。これも何故なんだかどこのインド・ネパール系のレストランに行っても同じだ。カレーはジャガイモ、いんげん、カリフラワーなどが入っている。とろみがあって色は強い黄色。辛さはベリーホットを指定したが大したことはない。スパイス感はちょっと控え目。久しぶりにこういう系のカレーを食べたが、ちょっと油が重い。たまたまなのかどうかわからないが、最近食べたあっち系カレーで旨いと思ったのは日本人が作ったカレーばかりで、こういうインド・ネパール系のカレーがだんだん苦手になってきたのかな。食べているうちはそうでもないが、食後感が悪いというか…。お腹は一杯になるんだけど…。歳食ったな(笑)。ドリンク・バーのジュースを少しだけもらって、ごちそうさま。どこか目を覚まさせてくれるようなインド・ネパール系レストランは無いものか。(勘定は¥1,280)

インドレストラン Vancha 各務原店

岐阜県各務原市鵜沼羽場町3-1-2

(インドレストラン ヴァンチャ バンチャ Vancha)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Greatest Hits Video Collection 1991-2000 / The Smashing Pumpkins

2014年11月11日 | DVD

Greatest Hits Video Collection 1991-2000 / The Smashing Pumpkins (2001)

スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)のPVを集めたDVD。現在は再結成(ただしオリジナル・メンバーではない)をして活動をしているが、このDVDは解散前までの作品集。グランジの範疇にカテゴライズされていた初期は微笑ましいクオリティだが、だんだんと時代を代表するようなバンドとなり、プロモ・ヴィデオも緻密に、そして豪華になる。そしてメンバーの脱退やクビを経て混沌とした後期へと突入して空中分解。こうして改めて歴史を振り返ると、バンドの成長というか、勢いというのがPVの出来にもかなり反映されていることがよく分かる。

初期PVの作りはチープだが、音楽的にはすごく勢いがある。もともと「グランジ」というジャンルは「近所の兄ちゃんが普段着で演奏するハードロック」という側面があり、このバンドもまさにそんな感じだった。様式美を廃したハードロックというジャンルがまだメインストリームに登場して間も無いからか、初期からある程度評価を受けていた(と思われる)ニルヴァーナ(Nirvana)らと比べると、結構酷評されていた覚えがある。それが名盤「Mellon Collie & the Infinite Sadness」の発表により、アンチも無視できない時代の寵児となった。その頃の作品群は半端ないクオリティで、このPV集に収められた曲も素晴らしい出来栄え。どんどん洗練されていっていた。ダーシー(D'arcy Wretzky)も美しい。

それがメンバーのドラッグ禍や脱退騒ぎで、なんやかんやと騒がしくなり、空中分解。メンバーを新たに補充したり、戻したり、と混沌が続く。自分もその頃になると熱が冷めてしまい、以前のように寸分洩らさず追いかけることが出来なくなっていった。何度見てもその頃のPVはあまり響かず、印象にも残っていない。ただ、彼らの歴史を振り返る際に映像=イメージが果たした役割は小さくないので、このDVDは依然として貴重だ。買ってから気付いたが、このDVD、以前にも購入していた(出た!ダブり・笑)。でもあまり繰り返し見た覚えがなくて、つい…。熱って冷めるとこういう事になります。

ブックオフにて購入(¥500)

  • Format: DVD-Video, Explicit Lyrics, NTSC, Import
  • Language: 英語
  • Region: リージョンフリー
  • Size: 1.33:1
  • Disc: 1
  • Label: Virgin Records Us
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えびすや本店 @名古屋市中区・錦

2014年11月10日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋の繁華街、錦(にしき)のど真ん中にある老舗うどん店「えびすや本店」。創業は昭和2(1927)年とのこと。これぞうどん屋という店構え。昼時に暖簾をくぐった。店に入るとすぐの所にガラスで囲われた麺打ち場がある。中休み無しで深夜まで開いている店だし、繁華街の中にあるので、打つ麺の量も相当多いだろう。使いこんだ道具で、しっかり手打ちされているとあって期待が高まる。奥に長く、結構な大店で、たくさんの客が麺をすすっている。すぐに店の名前の入った蕎麦猪口のような湯呑みでお茶が運ばれた。さんざん迷ったのだが、少し暑かったのと、かなり「海老おろし」を推しているようだったので海老おろしうどん(冷たいの)を注文した。

しばらくしてドーンと海老の天ぷらがのった浅めの器が目の前に置かれた。海老天は尾頭付きで、かなり立派な大きさ。これだけの大きさだと頭からかぶりつく訳にはいかないので、手を添えて頭を取ってガブリ。プリッとした歯応えで良い。麺を手繰ると、冷やされていることもあってか、しっかりとコシの強さが伝わってくる。旨い。花かつおと刻み海苔、それにおろしを、少しづつ甘味のあるつゆに混ぜて味の変化を楽しんだ。天ぷらの衣をつゆに浸しながら、あっという間にごちそうさま。何といっても海老天の存在感が凄いが、やはり肝心なのは麺。なかなか旨いうどんだったので今度は出汁の加減の分かる汁物を頼もう。これだったら温かいうどんやきしめんもきっと旨いだろう。蕎麦を頼んでいる人も結構いたので気になるなァ。(勘定は¥1,450)

この後の記事はこちら

 

総本家 えびすや本店

愛知県名古屋市中区錦3-20-7

 

(えびすや本店 えびすや えびす屋 総本家えびすや 総本家えびすや本店)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅園菓子舗 @岐阜県多治見市

2014年11月09日 | 岐阜県(東濃・老舗)

多治見市内を歩いてみるのは初めて。それまでは単発で各店舗に直行だったので、ほとんど幹線道路しか通った事が無く、どんな街なのか知らずにいたままだった。市内を流れる土岐川の南側を歩いてみる。人影こそまばらだけれど、道幅の狭い昔ながらの街並もちゃんと残っていて、現役の古い家屋や、役目を終えたと思われる商店の跡もいくつか見つける事が出来た。そんな場所にある和菓子屋「梅園菓子舗」。創業は大正8(1919)年とのこと。この場所に店舗が出来たのは戦後だとか。綺麗に舗装された小路の脇の風情ある木看板のかかった店の戸をくぐる。

店は古い商店らしい奥に長い造り。さほど大きくないガラスケースの中にいくつかの商品が並んでいる。今は栗の季節とあってどの菓子屋も栗推しだが、こちらは栗・バター入りのどら焼きが有名とのこと。もちろんそれと、月餅のような形をした栗饅頭を購入した。包んでもらっている間にも店の前に車を乗り付け、菓子を買い求める人が続く。包みには特に栗・バターと書いてある訳ではなく、こちらのお店のスタンダードのよう。つぶ餡に栗の粒が入っている。バターは生地に使ってあるのかなと思ったら、生地に塗って餡を包むのだそうだ。梅の焼き印の入った記事はきめ細かく、餡は栗の粒が感じられる食感。思ったほどバターは主張しないので、お茶を邪魔することもない。なかなか結構な味だった。栗饅頭は焼き色が着いた平べったい形。中にはサラッとした舌触りの白餡が入っていて、栗の風味がある。中京地方の方なら「なごやん」のようなお菓子と言えば分かってもらえるだろうか。どちらも旨かった(勘定はそれぞれ¥150、¥190/個)

この後の記事はこちら

 

 ↓ 近くを歩いて古い建物や商店街を見て廻った

 

 ↑ 金文字看板が残る酒屋と立派な町家  ↓ スクラッチタイル壁の「下廣商店」と銭湯(現役?)

 

梅園菓子舗

岐阜県多治見市新町1丁目2-6

 

(梅園 うめぞの うめぞのかしほ 梅園菓子舗本店)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Sting / Original Motion Picture Soundtrack

2014年11月08日 | サウンドトラック

The Sting / Original Motion Picture Soundtrack (1973)

ポール・ニューマン(Paul Newman)とロバート・レッドフォード(Robert Redford)主演の映画「スティング(The Sting)」のオリジナル・サウンドトラック。この映画を初めて見たのは小学校高学年くらいの時か。映画館だったかどうか思い出せないが、たぶん日曜洋画劇場とかのテレビ番組でだったと思う(※)。家族が洋画好きだったこともあって、小さい頃からよく映画を見せてもらったが、この頃に見た「大脱走」、「タワーリング・インフェルノ」、そしてこの映画などの印象は強烈だった。今でも大好きな映画だ。手に汗握る展開と、どんでん返し。胸のすく結末に、小さいながら喝采を送った。「スティング」は映画音楽としても強く印象に残っていて、20年代の設定にピッタリのラグタイム・ピアノがかっこいい。自分の娘がピアノを習っていた時分に課題曲がこのアルバムに収録されている「Entertainer」だったこともあったな(笑)。未だにこのサントラの収録曲がテレビ・コマーシャルに採用されたりするところをみると、自分のようにこの映画の魅力にとりつかれた同世代のディレクターが大勢いるに違いない。(※ 調べてみると初回TV放送は1980年の「水曜ロードショー」のようです)

市販されたVHSビデオ・テープはもちろんDVDも持っているが、サントラCDは持っていなかった。ブックオフの棚で見つけて迷わず購入。Scott Joplin作曲の収録曲は何度聴いても飽きることがない。サントラとしても大傑作。これの高音質盤とかデラックス・エディションとか出ても良さそうなのになァ(もう出ていたりして)。この記事を書くためにちょっと調べたら、このサントラのテイクと映画のテイクでは違っているものがあったり、映画では流れたがサントラには収録されていない曲があったりするそうなので、デラックス・エディションにはうってつけだと思うんだけれど…。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1998/10/6)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Soundtrack, Import
  • Label: Mca
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする