Original Album Series / The Cars (2010)
ワーナーから発売されている5枚組のオリジナル・アルバム・シリーズ。簡易紙ボックスに5枚の紙ジャケが収められている。現在どのくらいのアーティストが発売されているかは知らないが、大体1,500円から2,500円くらいの値段で代表的なアルバムが5枚揃う便利な企画。以前購入したアーティストでもそうだったが、紙ジャケは簡易なもので、各アルバムとディスクが判別しやすいように(?)、ジャケ周囲とディスクが5色で色分けされている。ちょっと大きなお世話のような気もするが、どのみち細部まであまり拘らない感じのシリーズなので、これはこれで便利。音は特になんの説明も記述も無いが、(たぶん)リマスターされた最新のものを使用している場合が多いようだ。
カーズ(The Cars)はMTV時代にPVの効果もあり大きく飛躍したが、それまでのアルバムも傑作ぞろい。自分はまさにそのMTV時代から聴き始めたので、初期のアルバムは持っておらず、ヒット作「Heartbeat City」とベスト・アルバム、それにライヴ音源を持っている程度。今回ファースト・アルバムから初めてしっかり聴いたのだが、どれも素晴らしい出来の作品ばかり。良質なポップが満載で、特にファーストは怒涛の名曲連発で充実度が凄い。2作目、3作目になると少し落ち着いた感じも出て、雰囲気も変わってくるが、それでも各アルバムにしっかり印象的なポップ・ソングがいくつかあり、そして5枚目でまたスーパー・ヒット、とキャリアを通じて素晴らしい履歴。曲のタイプは違うが、まるでポリス(The Police)のような歴史だ。ちなみに4作目までのプロデューサーはクイーン(Queen)で有名なロイ・トーマス・ベイカー(Roy Thomas Baker)。全然知らなかったので意外だった(イギリス人だし)。
オークションにて購入(¥1,368)
- CD (2010/2/27)
- Disc: 5
- Format: Box set, CD, Import
- Label: Warner Music