ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

菊水飴本舗 @滋賀県長浜市

2020年12月18日 | 滋賀県(老舗)

木之本から足を伸ばして余呉湖へ。余呉湖に来るのは初めてかな。冬を迎えようという寒々しい湖畔を眺めた後に寄ったのは「菊水飴本舗」。創業は寛永13年(1636)と言われているそうで、とすれば何と380余年もの歴史がある凄い店。店は現在の幹線道路から入った旧・北国街道沿いにある。店の前の駐車場に車を停めて中に入ると、土間の小さなガラスショーケースの他に店の歴史を伝える物が控えめに飾ってあった。こちらの名物「菊水飴」は水飴。白く泡だって砂糖も使っていないのだとか。箸に巻き付けて食べるものだが、それだとどうしても持て余してしまいそうな気がしたので、「菊水飴」を食べ易い飴玉にしたという「菊水のつぶあめ」(写真下)を買って帰ることにした。

帰ってから個包装の飴玉が沢山入った袋の封を開けてみる。色は淡い薄茶色。口に入れてみると最初は頼りない感じだが、だんだんと素朴な甘さが伝わってくる。味としてはべっこう飴のようだが、そこまで強い味わいでもなく、さっぱり。何ともじんわり旨くて、ついまたひとつと袋を開けてしまう。これ、いいなァ。妻も「美味しい」と気に入った様子。そうなるとやっぱり水飴の方も食べてみたくなる…。水飴を買いにまた余呉まで行く口実が出来た。(勘定は¥520/袋)

 


 

↓ 「旧・余呉小学校・講堂」(昭和2年・1927・建造)。平成17年まで使われていたのだとか。玄関口などにもう少し近寄りたかったが、ロープがしてあったので遠慮。基礎部分が煉瓦造りになっている。

 

 

↓ 講堂の隣、元は体育館だったろう建物の脇には立派な銀杏の木が見事に色付いていた。

↓ 講堂からさほど遠くない所に建つ「余呉べんがら座」(昭和25年頃・建造)。元は幼稚園だったらしいが、それを改築し、劇場、ギャラリーとして使っていたのだそう。2年程前に閉館したとのこと。

 

↓ 「余呉湖」はもう冬の景色(訪問11月)。湖面には水鳥が集まっていた。

 


 

菊水飴本舗

滋賀県長浜市余呉町坂口576

 

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