ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

うな中 @愛知県豊橋市

2020年12月26日 | 愛知県(三河)

以前に豊橋市内をウロウロした時に、次に来たら絶対に寄ってみようと思っていた新本町の「うな中」へ足を運ぶ。前はアーケードがあったが撤去されたようだ。明るくなった通りで一段と風格がにじみ出ている店構え。狭い間口の店の暖簾をくぐって中に入ると奥に長く、正に”鰻の寝床”。優しそうな年配のご夫婦が立ち働く調理場を奥に進むと、風情のある凝った切り出しの木製テーブルが4つ(うち使用可は2つ・笑)と小上がり席が2つある。よく見ると店の普請も古びてはいるがなかなか凝っていて素敵。

ちょっとぐらつくテーブル席に腰掛け「お酒」をつけてもらう。壁に貼られた品書きには無かったが「肝焼きは出来ますか?」と尋ねると無事注文が通った。出てきたお酒は日本盛の1合瓶。ちびちびとやっているといい香りと共に「肝焼き」がやってきた。大きい肝が5つ盛ってあり千切りキャベツが添えてある。甘さは控えめのたれで、しっかりと苦味があって旨い。これは堪らんなァ。時間がかかってはあれなので「うなぎ丼」を追加しておいた。

盆にのって運ばれた「うなぎ丼」は一番小さいのと思って値付けの安いものを頼んだのだが、蓋付きの浅い丼に加え、吸物、大根のなますの小鉢、守口漬も入った3種の漬物、マカロニサラダの入ったサラダ、それにメロンも付いてきた。あ然。呑み直そうかという邪心を払い、蓋を開ける。鰻は2切れ。もちろん値段が値段なので鰻の数は承知だが、ふっくらと焼けていて旨い。副菜も水菓子も平らげるとお腹もいっぱい。風情ある店で肝と酒をやって、小丼他を食べてこの値段って…。こんな店を後にして歩く時は、腹はくちくなって重いが足取りは軽い。(勘定は¥2,150)

 

 


 

↓ 店を出て歩いていた時に不意に見つけた洋館(建築詳細不明)。「蓮泉寺」という寺の敷地内にある。2階の窓が塞がれているが1つしか見当たらないので倉庫等として使われているのかもしれない。

 

 

 

 


 

 

うな中

愛知県豊橋市新本町137-1

 

( 豊橋 とよはし うなちゅう うなぎ 鰻 鰻丼 うな丼 うなぎ丼 きも焼き 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする