変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

言葉と心

2010-01-23 14:50:01 | 心のこと

 18日から体調不良で、今日もまだ体が重い・だるい・微熱があります。

 歯槽膿漏から、膿がたまり・・・
ばい菌が入って、熱が出て・・・ 風邪もひいたようで、頭痛がして・・・

 ベットから起きて何かしようとすると、頭がガンガン!して・・・
したすら寝てじっとするしかなかった・・・

 しかもこの2ヶ月通っている歯医者で、とうとう上の奥歯を昨日抜かれてしまった・・・


 穴がぽっこりあいて、かわいそうな口の中。
噛むのに問題はないそうで、そのままの状態でよい、と。

 年を取ったことをより実感!

 8020(80歳で20本の自分の歯)は無理かもしれない・・・

 主人は60歳で、虫歯今までに一本もない。
歯周病も関係ない。うらやましーい。

 と思っていたら、私に「口をあけて見せろ!」と言う。
私が寝込んでいる間、叔母の世話、家事の一切、仕事から帰ってきて疲れていても、食事作りなどなど、スーパーおじさんで、頼もしく思って幸せだったが、急に憎たらしくなった・・・・



 今日は寝ている間に感動したお話を紹介します。

             [言葉と心]  
                 福岡県 二ノ滝寺住職 桐生俊雅

 めぐる季節の中で、風は優しく蛍ちゃんの頬を撫でていきます。太陽の日差しは暖かく蛍ちゃんを包み込み、目の不自由な蛍ちゃんは、家族の優しい愛に守られながら成長していきます。

 蛍ちゃんとそのご家族にご縁をいただいて、五年の月日が流れました。蛍ちゃんの視力の回復はまだまだ遠い道のりのようです。

 この五年間幾度となくお寺にお参りされ、祈る心を捧げてこられた蛍ちゃんのご両親、おばあちゃん、そしてお兄ちゃん。蛍ちゃんの回復を願う祈りの日は今日も続きます。蛍ちゃんもハイハイから伝い歩き、そして自分の足でしっかりと大地を踏みしめ、一歩一歩確かな足取りで歩き始めました。

 お話もかわいい口元とニコニコの笑顔でみんなに語りかけます。しかし、四季折々の景色はおろか、大好きなお母さんの顔すら目にすることができない蛍ちゃんです。きっと悲しいだろうなぁ、と思うと同時に、かわいそうに思えてなりませんでした。

 そんな思いでいる中、蛍ちゃんとご家族の会話を耳にしました。蛍ちゃんは小さな手で、そっとお母さんの顔に触れます。
「お母さん、ほっぺポヨポヨ、まあるいお顔。お父さんは、えっと・・・チクチク。お口のところ痛いよ。でもね、好きよ。おばあちゃんは、シワシワいっぱいね。お兄ちゃんは、スベスベツルツル、ほーちゃんといっしょ。
ほーちゃん分かるとよ、みんなのお顔」

 すかさずお兄ちゃんが
「蛍、お兄ちゃんが蛍を守るけん。蛍の手、蛍の足になるけんね」
と笑顔で優しくも力強く語っていました。その会話に思わず胸が一杯になり、涙が溢れました。

 指先に伝わる感覚から、蛍ちゃんは家族みんなの顔がはっきりと分かるのでしょう。そして素直な心から溢れ出る愛らしい優しい言葉。その一言一言で周りの人たちの心が和みます。それと同じように、家族一人ひとりが和と愛の心を持って、蛍ちゃんに微笑み語りかけます。そこには不幸と言う文字は見られません。そして、何よりもすばらしいのは、蛍ちゃんの感性です。

 澄み切った青空のような素直な心で、すべてを見つめる心の目を持っていることです。

 窓を開けて風を入れると清々しい心地よさを感じますが、蛍ちゃんは心の目で風を感じ、もう一歩踏み込んだ感性で風を見ます。

「お兄ちゃん、気持ちいいね。キラキラ風ね。ほら、キーラリ、キラリ」と。その時私は、私たちには見えないものが蛍ちゃんには見えている、見える力を自然と養っていっているのではないかと思いました。

 風を感じて、風の音を聞き、風の色を見る。日の光を感じて、日の明るさを知り、日の光の色を知る。声を聞き、心を知り、仏の心を育てる。たとえ目の感覚が麻痺したとしても、耳の感覚が麻痺したとしても、皮膚の感覚が麻痺したとしても、人の命のどこか深い所で聞いたり、見たり、感じたりできるのではないでしょうか。心のどこかで感じ、それを読み取ることができるのではないでしょうか。

 蛍ちゃんが教えてくれたことが、今も私の心の中に深く残っています。ありがとう、蛍ちゃん。




☆グダグタとなんだか寝ていられなくなりました。
 元気をだそうー



 

 
 

コメント (1)
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