18日から体調不良で、今日もまだ体が重い・だるい・微熱があります。
歯槽膿漏から、膿がたまり・・・
ばい菌が入って、熱が出て・・・ 風邪もひいたようで、頭痛がして・・・
ベットから起きて何かしようとすると、頭がガンガン!して・・・
したすら寝てじっとするしかなかった・・・
しかもこの2ヶ月通っている歯医者で、とうとう上の奥歯を昨日抜かれてしまった・・・
穴がぽっこりあいて、かわいそうな口の中。
噛むのに問題はないそうで、そのままの状態でよい、と。
年を取ったことをより実感!
8020(80歳で20本の自分の歯)は無理かもしれない・・・
主人は60歳で、虫歯今までに一本もない。
歯周病も関係ない。うらやましーい。
と思っていたら、私に「口をあけて見せろ!」と言う。
私が寝込んでいる間、叔母の世話、家事の一切、仕事から帰ってきて疲れていても、食事作りなどなど、スーパーおじさんで、頼もしく思って幸せだったが、急に憎たらしくなった・・・・
今日は寝ている間に感動したお話を紹介します。
[言葉と心]
福岡県 二ノ滝寺住職 桐生俊雅
めぐる季節の中で、風は優しく蛍ちゃんの頬を撫でていきます。太陽の日差しは暖かく蛍ちゃんを包み込み、目の不自由な蛍ちゃんは、家族の優しい愛に守られながら成長していきます。
蛍ちゃんとそのご家族にご縁をいただいて、五年の月日が流れました。蛍ちゃんの視力の回復はまだまだ遠い道のりのようです。
この五年間幾度となくお寺にお参りされ、祈る心を捧げてこられた蛍ちゃんのご両親、おばあちゃん、そしてお兄ちゃん。蛍ちゃんの回復を願う祈りの日は今日も続きます。蛍ちゃんもハイハイから伝い歩き、そして自分の足でしっかりと大地を踏みしめ、一歩一歩確かな足取りで歩き始めました。
お話もかわいい口元とニコニコの笑顔でみんなに語りかけます。しかし、四季折々の景色はおろか、大好きなお母さんの顔すら目にすることができない蛍ちゃんです。きっと悲しいだろうなぁ、と思うと同時に、かわいそうに思えてなりませんでした。
そんな思いでいる中、蛍ちゃんとご家族の会話を耳にしました。蛍ちゃんは小さな手で、そっとお母さんの顔に触れます。
「お母さん、ほっぺポヨポヨ、まあるいお顔。お父さんは、えっと・・・チクチク。お口のところ痛いよ。でもね、好きよ。おばあちゃんは、シワシワいっぱいね。お兄ちゃんは、スベスベツルツル、ほーちゃんといっしょ。
ほーちゃん分かるとよ、みんなのお顔」
すかさずお兄ちゃんが
「蛍、お兄ちゃんが蛍を守るけん。蛍の手、蛍の足になるけんね」
と笑顔で優しくも力強く語っていました。その会話に思わず胸が一杯になり、涙が溢れました。
指先に伝わる感覚から、蛍ちゃんは家族みんなの顔がはっきりと分かるのでしょう。そして素直な心から溢れ出る愛らしい優しい言葉。その一言一言で周りの人たちの心が和みます。それと同じように、家族一人ひとりが和と愛の心を持って、蛍ちゃんに微笑み語りかけます。そこには不幸と言う文字は見られません。そして、何よりもすばらしいのは、蛍ちゃんの感性です。
澄み切った青空のような素直な心で、すべてを見つめる心の目を持っていることです。
窓を開けて風を入れると清々しい心地よさを感じますが、蛍ちゃんは心の目で風を感じ、もう一歩踏み込んだ感性で風を見ます。
「お兄ちゃん、気持ちいいね。キラキラ風ね。ほら、キーラリ、キラリ」と。その時私は、私たちには見えないものが蛍ちゃんには見えている、見える力を自然と養っていっているのではないかと思いました。
風を感じて、風の音を聞き、風の色を見る。日の光を感じて、日の明るさを知り、日の光の色を知る。声を聞き、心を知り、仏の心を育てる。たとえ目の感覚が麻痺したとしても、耳の感覚が麻痺したとしても、皮膚の感覚が麻痺したとしても、人の命のどこか深い所で聞いたり、見たり、感じたりできるのではないでしょうか。心のどこかで感じ、それを読み取ることができるのではないでしょうか。
蛍ちゃんが教えてくれたことが、今も私の心の中に深く残っています。ありがとう、蛍ちゃん。
☆グダグタとなんだか寝ていられなくなりました。
元気をだそうー