変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

う・さぎの話

2011-01-07 19:39:19 | Weblog

 年が明け、もう7日も経ってしまった。時の流れを早く感じています。
昨日は、心配事があり、夜中に目が覚めてしまい…その後も気になって眠れない。
 この歳?になると睡眠不足は堪えます。
 私の家は、川崎大師さまの直ぐ近くなので、お正月の時期は周辺の道路が混雑して買い物へ
行くのもその道を避けていっていました。今日は、どんなものかと混んでいてもいいから…と通ってみましたら
すいていたので…拍子抜けでした。(今年は、少ないのかなー)かくいう私は、近すぎて行かないのですが…

 今年はうさぎの歳ですね。家の息子は卯年生まれの年男です。
うさぎのおもしろい?お話が記事でありました。
             
        
            『う・さぎの話』    いさか・こうたろう(作家)
 動物は昔話や童話によく登場するものだけれど、兎も例外ではない。代表的なものは、亀と競争をした
兎の話かもしれないが、私がよく思い出すのは、「かちかち山」だ。
 悪い狸が、おばあさんを痛みつけ、それを知った兎は、仕返しを買って出る。子どもの頃の私は、兎が
泥舟作戦で狸を懲らしめる展開に、留飲を下げたものだ。ただ、最近は違う部分が気になり始めている。
 兎が、狸の背をった枯れ草に火打石で火をつけた際のやりとりだ。
狸はその時、「後ろでカチカチと音がするけれど、どうしたんだい」と訊ねるのだが、兎はしれっと、
「かちかち山のかちかち鳥が鳴いているんだよ」と嘘をつく。草が燃えはじめると狸は、「ボウボウと
いう音がするけれど、どうしたんだい」と疑問を口にする。兎は、「ぼうぼう山のぼうぼう鳥が鳴いているんだよ」
といけしゃあしゃあと言う。それを狸は信じて、背中に火傷を負う。

 昔は、「そんな説明で、どうして納得してしまったのか」と狸にあきれたものが、今は少し違う。
人は、説明を受けると簡単に安心してしまうものではないか。そう思うようになったのだ。
 私たちはいつも、説明を求めている。恐ろしい事件が起きれば、犯人の動機を説明してもらいたいし、
異常気象が続けば、その理由を話してもらいたくなる。裏を返せば、それらしい説明があれば、ひとまず
納得してしまう、ということだ。

 時折、「相手の男性が既婚者と知らず、交際していた女性の話」や「明らかに荒唐無稽な事業への投資で、
大損した人の話」を記事などで目にする。どうしてそんなことを信じたのか、と言うのは簡単だが、それは
それで想像力が欠けている気がする。よほど懐疑的な状態でない限り、人は、説明を受け入れてしまう
のではないだろうか。
 私も会社員の頃、「君が優秀だからこの部署に呼んだんだよ」という説明を聞き、いい気になったのだが、
実際は、新人であるがために残業代が安く済むという理由からだと判明し、がっくり来た経験がある。説明
を受けるのもよしあしだ。

 と、ここまでの原稿を記者に送ったところ、電話があった。
「伊坂さん、このエッセーで何が言いたいのですか」と訊ねてくる。
「他人の説明を鵜呑みにして、詐欺などに遇わないように、と警戒を促したいのです」と私はでっち上げるが、
すると記者が、

「なるほど、鵜呑みの『鵜』と『詐欺』で、『うさぎ』となるわけですか」と駄洒落を口にした。
 

冷笑・失笑、なんでもかんでも、笑い飛ばして、今年も大口開けて、笑いましょう!(ハハハハハ)
             『笑う門には福来る!』

コメント (2)
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