変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

利益はご利益から

2011-08-23 15:58:55 | Weblog

 民主党の代表戦が混沌として、なにやらわけがわかりません。
 何で、いまさら、又、小沢さんと鳩山さんが…でてくるの???

 得体の知れない、政治家が、私達の生活をこれ以上壊すのは耐えられません!!
 円高、復興、霞ヶ関、国の借金、外交、沖縄、エネルギー、と問題は山ほどある…

 誰が、総理大臣になっても、一緒…って
 又、私達は我慢するのか?
 
 いいかげんにしろーーーー!!!
 何回怒っても、ちっとも国民無視!!
 庶民のおばさんは、怒っています。

 
  あーーーー。。。。あーーーー

 

  愛読誌「高野山教報」から、ご紹介します。

               『利益はご利益から』
                          藪 崇史(福岡県 切幡寺住職)

 いつの時代も利潤を追求するのが経営組織の本質であるといわれるように、利益を
 生み出さなければ企業の存在意義は有りえないと思われます。どの企業も利益の
 ことをやかましくいい、利益追求のためにさまざまな工夫をしています。
 しかし、利益追求についての考え方には違いがあり、その違いによって利益そのものも
 違った性格を持ってくるようになります。

 この考え方には大きく分けて二つ有り、一つは自分の利益、もう一つは人の利益です。
 利益の上に御をつけると「ごりやく」とよみます。利益とはもともと仏教語であり、本来は
 「りやく」と読みます。この言葉は経典の中にあり「成仏する、救われる」というのが本当
 の意味です。ですから、現世利益というと生きたまま成仏する、仏になる、という意味
 になるのです。

 この利益(りやく)がいつの間にか日本の経済用語に取り入れられ「儲け」という意味に
 使われ利益(りえき)を上げる、金儲けといった意味合いに使われるようになったのです
 が、本当は人を救う、世のためになる、成仏するという意味が正しいのです。

 経済という言葉も「経世済民」という言葉を略したもので、世の中を治め人々を救うという
 のが本来の意味なのです。会社に例えると、利益を追求することはお客様を救う、お客様
 の利益になるように努力することが、お客様、すなわち神さま仏さまですから、結果として
 会社に御利益をくださる、救われるということになるのです。

 自分の利益ばかりを考え、こうすればああすればこれだけの利益があるといった姿勢
 では逆効果というものです。相手のことを考えてどのようにすれば役立つのか、喜ばれ
 るのかを思い、努力の結果が利益として残される。こうした思いが明るい世の経済、
 利益のあり方ではないでしょうか。

 現在、社会において仏さまの示された本来の意味は忘れられ、意味を取り違え都合の
 良い解釈は仏道どころか道徳をも捨て去り、おのれの利潤のみに執着し、我も人をも
 卑しめ疑心に満ちた安らぎのない世界をもたらしつつあります。
 騙し騙され、裏切り裏切られる世に本当の利益がもたらされることはありません。

 偽善でもなく理想論でもなく、他を利すること、他人に利益を施すことから始まる豊かな
 社会が今の世なればこそ必要であり、現代を生きる私達の忘れてはならない生き方
 だと思うのです。

 お大師さまは、「善人の用心は、他を先とし己を後とす」と示されています。すなわち
 本当に悟れる者、幸せを得られる者は自分のことばかり考えず、人のことを思える人
 であるのです。皆様が目にする仏前勤行次第のお勤めの最後に「回向の文」といって
 「願わくはこの功徳をもってあまねく一切に及ぼし、われらと衆生とみなともに仏道を
 成ぜん」とあります。
 
 自分の功徳を多くの方に向けて分かち合う尊い祈りの偈文です。心の豊かさから
 生まれる幸せを見逃してはいませんか。
 皆様も時折、日々の暮らしの中で自分自身に「今の自分はどうか」と問いかけてみて
 いただきたいと思います。
 心豊かな日々をお祈り申し上げます。


 精神論ばかりでは…何も始まらないのは… 分かっています。
  でも、この国を何とかしたい、なんとかしてほしい、と思う心は…
  後、何年我慢すればよいのでしょう?!
 

 

コメント (2)
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