今月からNHK囲碁講座「攻めの構想・小林流」が始まりました。
講師は小林光一九段、聞き手は穂坂繭三段です。
かつて小林九段が愛用した布石を分かり易く解説するということで、私も勉強しようと思っています。
小林光一九段が獲得したタイトル数は「59」と、趙治勲(71)、坂田栄男(64)に続き史上第3位の記録です。
これだけの大記録の持ち主ですが、同じ木谷門下の加藤、石田、武宮、趙などの棋士に比べるとイマイチ目立たない感じがします。
棋士としては優等生的と云われ、あまり個性が前面に出ないと点が、地味な存在になっているような気がします。
棋風は「楷書の碁」と云われるように堅実で、性格も「きっぱり、さっぱり」が信条と、「囲碁・名棋士たちの頭の中」という本に書かれてありました。
聞き手の穂坂さんは小林九段門下の弟子で、旦那さんは将棋の先崎学八段。
先崎八段はテレビ・テキストの「囲碁講座」の中で、「桂馬の両アタリ」というエッセイを書いており、エッセイストとしてもなかなかのものだと思います。このテキストには夫婦で登場ということになりますね。
先月までは横田茂昭九段の「厚みの戦略」という講座でした。
毎週見ていましたが、棋力アップにはイマイチ成果が表れていないような気がします。
そのときはナルホドと思うのですが、体に浸み込んでいないのでしょうね。ザル碁党の溜め息です・・・。