天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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本屋大賞/天地明察

2010-05-04 21:35:33 | 囲碁

Tenchimeisatsu ◆書籍紹介
 ・書籍名:天地明察
 ・発行所:角川書店
 ・著者:冲方丁(うぶかた・とう)
 ・発行年月:2009年11月
◆内容紹介
江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。
ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。
碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!・・・。

    ◇   ◇

囲碁関連のブログで話題になっており、いつ買おうかと考えていました。
それが2週間ほど前に「本屋大賞」を受賞。マスコミなどで大々的に報道され、書店に行ったところ山のように並べられていました。

ベストセラーなどにあまり影響されたくはないのですが、主人公が囲碁棋士ということもあり早速、買い求めました。

囲碁愛好者から見ると「碁」よりも「数学・天文学」に情熱が移っていくのが、惜しいという気がしますね。本因坊・道策も同じように思っていたようです。
それにしても主人公・渋川春海(安井算哲)の一途な姿が眩しいですね。

    ◇   ◇

本書の中で、数学の分野で主人公の前に立ちはだかる偉人が「関孝和」。
この「関孝和」の名前を知る人は少ないと思われますが、群馬県人は小学生はじめ、ほとんどの人が知っています。
それは関孝和の生まれが上州藤岡らしいということで、「上毛かるた」に登場するからです。

私も転勤で群馬県に赴任した時に、この「上毛かるた」の存在と県内すべての小学校で行われる「かるた大会」の普及度に驚きましたね。

  「わ」 → 「和算の大家、関孝和(わさんのたいか、せきこうわ)」
※「上毛かるた」では孝和を「こうわ」と読んでいますが、「たかかず」が一般的なようです。

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