・作品名:武士の家計簿
・監督:森田芳光
・出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子、中村雅俊、他
先日、映画「武士の家計簿」を見てきました。
武士というと刀は切り離せませんが、この主人公は「そろばん侍」と呼ばれほど「そろばん」が達者。加賀藩の会計処理の部署で実直な仕事ぶりが認められ頭角を現します。
しかし、実家は交際費などが膨れ上がり借金生活、そこで家財を売り払い節約に徹するというストーリーです。
普通の人間は、その立場に応じてある程度の見栄を張りたいものです。
しかしこの主人公、人の価値は外見や家柄ではなく、スキル・能力だと家族に伝えていました。
日本は雇用問題が深刻な状況ですが、改めてスキル・資格などが重要と認識させられましたね。
背景となる幕末・加賀藩の財政状況は火の車のようでしたが、現在の日本も赤字国債の乱発など目を覆いたくなる状況です。
一旦味わった生活レベルを低下させるのは忍びないものがありますが、ここは官民こぞって財政再建が必要では・・・。この映画を見て、そんな思いが浮かんできました。
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この作品の中で囲碁のシーンも登場します。映画など芸能分野で囲碁が登場するのは大歓迎ですね。
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最近の映画界、時代劇が多く製作されています。
「13人の刺客」というのを見ましたが、こちらは残虐なシーンなどがありイマイチな感じでした。