第38期碁聖戦五番勝負の第2局が、7月22日に新潟県長岡市で行われた。結果は白番の河野九段が井山碁聖に中押し勝ちを収め、シリーズ2連勝となった。第3局は26日(金)に大阪市の「日本棋院 関西総本部」で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
「河野連勝、勢いは本物だ」 「井山危うし 連覇に黄信号、強攻策が裏目に」
(週刊碁見出しより抜粋)
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2連勝と波に乗る河野九段、第2局では井山碁聖の黒模様に突入、後半はコウ勝負を打ち抜いての勝利でした。
絶好調の河野九段、今年の勝ち星ランキングでも高尾九段(28勝10敗)と並び、28勝12敗でトップを走っています。
タイトル戦の続く井山碁聖、本シリーズ2連敗と5冠維持が危うくなってきました。時間に追われての誤算もあったのでしょうか。
第3局は一昨日(7/26)に行われ、井山碁聖が1勝を返しています。
「週刊碁」最新号では第3局の記事は間に合わず、当ブログも詳細は後日に・・・
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今回の対局地は新潟県長岡市の「長岡グランドホテル」。
新潟県(越後)の歴史上の人物といえば「上杉謙信」ですね。
謙信は信長や秀吉のように野心家ではなく、人情家で筋を通し「日本海文化圏気質」の典型といわれています。
長岡ゆかりの偉人としては、幕末・戊辰戦争を戦った「河井継之助」が浮かびます。
「筋を通す」という点では河井も謙信と同様、越後人気質を受け継いだ一人でしょうか・・・