日本棋院発行の月刊誌「囲碁未来」10月号に水間俊文・七段の「入門・初心者のココが大切! ~体験談は語る現場の真実~」という講座が始まりました。
~その中で子どもの指導についての一文~
「いい碁を打たせよう」は悪い癖
多くの指導者に見られる悪い傾向の一つに「いい碁(指導者の知っている碁)を打たせよう」としてしまうことです。
入門段階では無垢で真っ白な状態なのですから「その子なりに楽しく一生懸命打ってもらう」ことが大切だと思っています。
「囲碁とはこう打つものだ」「そんな手は囲碁にはない」といった接し方は一部の強くなりそうな子どもだけしか見ておらず、残りの子ども達を囲碁から遠ざけてしまいます。
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上記の問題、どこにでもありそうなケースで、囲碁に触れ合うチャンスを逃す結果となりますね。
私自身も気づかずに同様の教え方をしているかも・・・
囲碁教室には素直な生徒もいれば、遊び感覚の生徒もいます。
教える側としては素直な生徒に肩入れし、遊び感覚の生徒にはつい無視したくなります。でも、これでは囲碁普及の精神としてはバツでしょうね。
「楽しく上達」を心がけていますが難儀なことで・・・、試行錯誤は続きます・・・