テレビで囲碁番組の解説を見ていると、「AとBの着手、どちらも『一長一短』でして・・・」というフレーズがよく出てきます。
囲碁の対局は「一長一短」の判断を繰り返して終局となるようなものですね。
私などザル碁党の場合、「Aの路線」で進んでいたのに、どうもイマイチで「Bの路線」に乗り換える。この「乗り換え」がロスとなって劣勢となるケースが多いようです。
何とか挽回を考えるのですが、乗り換え不能な路線に迷い込み投了・・・
結局、このロスを最小限にするためには「読みの訓練 = 詰碁」ということになりますが、「下り坂世代」にとっては苦手な分野です。
「天下五段」への道は険しい・・・
人の生き方も「一長一短」の判断で、流れが変わります。「Aの路線にしておけば・・・」と後悔することもあるでしょう。
それでも囲碁のように「勝ち負け」はハッキリしませんから、寿命が続く限り「投了」はありませんね。
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いよいよ明日から名人戦7番勝負が始まります。
山下名人の3連覇達成か、井山5冠が「大三冠」(名人、棋聖、本因坊を独占)達成か。
どちらもがんばってください・・・