連休中の5月6日(土)、 NHK/BS2で「伝説の碁打ち・本因坊秀策」が放送されました。
以下、「日本棋院HP/Pres Room」より抜粋
『伝説の碁打ち・本因坊秀策』
江戸時代に実在した伝説的な強さを誇る棋士・本因坊秀策。その人生ドラマを追いながら、秀策の棋譜をCGで再現する異色の囲碁歴史ドキュメンタリー番組。囲碁の初歩的なルールと勝負の醍醐味が分かる、囲碁の初心者向け番組です。
秀策は、今の広島県安芸市の出身、幼い頃から囲碁の才能を発揮し、本因坊家の跡目となり、江戸城で行われる御城碁で十九連勝無敗という不滅の大記録を打ち立てました。秀策の棋譜は数多く現存していますが、そのうち「耳赤の一手」で有名な井上幻庵戦をはじめ、数局をコンピュータ・グラフィックスで再現します。
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前半は「囲碁のルール」や「囲碁による脳の活性化」など初心者向けの内容で、やや退屈気味でした。
後半は本因坊秀策の生涯を、歴史的背景をまじえての解説で面白い内容でした。
棋譜解説は初心者でも分かるように工夫されおり、よかったと思います。ただゲーム感覚の効果音は煩わしいと思います。
34歳のときコレラで亡くなりますが、この若さで生涯を終えたことが悲運の棋士として囲碁ファンから支持を得ているのでしょう。
この放送を見て感じることは「この頃の専門棋士は命がけで打っていた」ということでしょうか。時代が進むにつれ「使命感」が薄れていくように思われます。