天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

第51期十段戦第1局/井山十段が先勝!

2013-03-10 20:46:45 | プロ棋戦

井山裕太十段に結城聡九段が挑戦する第51期十段戦挑戦手合五番勝負第1局が3月6日に東大阪市で行われた。結果は井山十段が白番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。第2局は3月28日(木)に熊本県玉名市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「井山先勝、死角なし」 「結城、サバキに誤算!?」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

井山十段が華麗な打ち回しで優位に立ち、中盤以降もスキを見せず押し切った一局でした。
敗れた結城挑戦者、石の流れがチグハグでリズムをつかめなかったようです。
井山十段(五冠)は棋聖戦と並行してのタイトル戦ですが、向かうところ敵なしの強さですね。

今期の十段戦は井山十段(日本棋院関西総本部)と結城九段(関西棋院)の「関西対決」となりました。関西勢の活躍で、日本の囲碁界が活性化すればハッピーなことですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は東大阪市の大阪商業大学。昨年も同様の開催でした。
東大阪市は井山十段の出身地ですが、結婚を機に大阪市に転居したそうです。市民としてはやや残念な気持ちでしょうね。

東大阪市の見どころ
・モノづくりのまち(工場数は全国4位、工場密度は全国1位)
・ラグビーのまち(花園ラグビー場)
・カレーパンのまち(・・・・)

井山五冠の出身地ということで、囲碁をPRしてもいいのでは・・・

コメント

大河ドラマ/八重の桜

2013-03-08 22:53:43 | テレビ番組

今年のNHK大河ドラマは「八重の桜」、先週は第9回でした。
前作「平清盛」の評判はイマイチのようでしたが、今回の「八重の桜」はどうでしょう。

スタートから2ケ月ほどですが、ここまでは幕末のいろいろな出来事がコンパクトにまとめられ、まずまずの出来ではないかと思っています。今後の展開に期待しましょう。

会津藩は「白虎隊」で象徴されるように悲運の藩ですが、敗者の美学のようなものが日本人の心を打つのでしょうね。
会津「什の掟」に「ならぬことはならぬものです」というのがあります。理屈ばかりがまかり通る現代にこの言葉は響きますね。

伊勢崎N小学校の囲碁クラブで使っている理科室に、この「ならぬことはならぬものです」という語句が貼ってありました。
三学期にもなると囲碁クラブの生徒も真剣さが薄れ、騒ぎ放題で困っています。「ならぬことはならぬものです」と大声で言いたい・・・

八重は後年、新島襄と結婚します。
群馬県の「上毛かるた」に、「(へ)平和の使徒(つかい)新島襄」というのがあります。
新島襄は上州安中藩士の家に生まれ、後年、安中に教会を設立したので、そこから「上毛かるた」に取り上げるようになったのでしょうね。

コメント

囲碁はココロの格闘技/菊池康郎

2013-03-06 21:30:06 | 囲碁

Nhkigokouza201303 月刊「NHK囲碁講座」の連載「囲碁はココロの格闘技」、3月号は「緑星学園」代表の菊池康郎さんでした。
緑星学園がスタートしたのが昭和54年ですから34年ほどになります。山下敬吾・名人をはじめ多数のプロを送り出していますね。

-掲載記事より一部抜粋-

「伸びが早い子」がいる反面、「伸びが遅い子」もいるが、置いていくことだけはしない。
「碁の技術を教える」とともに、「心を育てる」という大きな目的があるから。

「夢」は大切だが、もう一つ「おどろき(感動)」こそが成長の大きな要素である。これがきっかけで上がり始め、上がり始めたら止まらない・・・
技術だけでなく、心の鍛錬が無限の可能性を秘めた大きな成長に繋がる。

   ◇   ◇

「こども囲碁教室」でも昇級の早い子、遅い子がいます。

遅い子の中でも「マジメにやっているのに伸びないタイプ」。感動を実感できるような環境を整えてあげればいいのですが、ムズなところでです。

困るのは「遊び半分で意欲が乏しいタイプ」。教室を上昇気流のムードにできれば空気感染で変化するでしょうが、これもムズなところです。

いろいろムズな課題もありますが、エンジョイ & ゴーで・・・

コメント

第37期棋聖戦第5局/井山が3勝目!

2013-03-04 22:41:05 | プロ棋士

第37期棋聖戦七番勝負第5局が2月27日、28日に静岡県熱海市で行われた。結果は白番の井山本因坊が張棋聖に中押し勝ちをおさめ、シリーズ3勝目をあげてタイトル奪取まであと1勝とした。第6局は3月13日(水)、14日(木)に静岡県伊豆市で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)

「井山圧倒、猛攻で張栩をカド番に」「張栩、らしくない負け方?」
    (週刊碁、見出しより)
 
      ◇   ◇   ◇

序盤で主導権を握った井山本因坊、中盤の攻め、終盤の的確な仕上げで「夢の6冠」に王手をかけました。
カド番に立たされた張棋聖、先行逃げ切りのパターンかと思われましたが、井山本因坊の攻勢に後退の一局でした。
大詰めを迎えた棋聖戦ですが、次の第6局で決着か、第7局まで持ち越すか・・・熱戦を期待しましょう。

本局のポイントに「強烈!生ノゾキ」というのがありました。筋や形では語れないパワーがあるんですね。

NHK-BSプレミアムのタイトル戦中継、最初に画面を見たとき、この司会は誰だろうと思いました。
NHK初登場の大沢麻耶さん。女流アマ選手権に優勝したこともあるそうですが、爽やかなイメージは女流強豪には見えませんね。
お姉さんは大沢奈留美・四段、姉妹で囲碁に関わる人って結構多いようです。

      ◇   ◇   ◇

第5局の対局地は静岡県熱海市「熱海後楽園ホテル」。熱海市での7番勝負は43回になるそうです。都心から適度に離れ、交通の便に恵まれているからでしょうか。

テレビ中継でホテルの背景に熱海城が映っていましたが、これは歴史的に実在した城ではなく観光施設とのこと。
国内には似たような城があるようですが、発想が美しくないですね。

コメント

三谷哲也七段/囲碁ブログ

2013-03-02 22:20:47 | 日記・エッセイ・コラム

日本棋院の棋士ブログに「三谷哲也の囲碁日記」が2月中旬よりスタートしています。
             ↓
http://blog.goo.ne.jp/yamaneko1985/

ブログのテンプレートは「日食」のイメージですが、「天地明察」を意識したのでしょうか?
また、URLの「yamaneko」って・・・?

カテゴリーに「群馬」とありますが、知名度で低迷する「群馬」のイメージアップに一役買ってほしいですね。

    ◇   ◇

Gunmataishi 群馬県の魅力をPRする「ぐんま大使」に、数年前からタレントの中山秀征さん(藤岡市)、井森美幸さん(下仁田町)が就任しています。

洗練さは感じられませんが、ローカルでベジタブルな雰囲気がいい味出していると思います。

コメント