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結局は、オリジナルのスライドに戻すことになったが、発表にはなんとか間に合い、個人的にはホッとした。質問も比較的多くしてもらえ、実りあるディスカッションができた。
病理から、臨床へのメッセージが多少なりとも伝わったと思う。
そして、いつものことながら自分の足りないところ(今後の研究目標)もよくわかった。
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とても厳しい疾患群についての学会で、臨床医の診断、治療についての悩み(発表)を聞くことができた。
私だけが、何もわかっていなくて、どうしようもなくなっている、そんなふうにおもっていたが、ふたを開けてみれば、わからないことが多いのは、みな共通だった。
みんな、それぞれの立場で疾患について考え、悩んでいた。
それでも、その病気(疾患群)に立ち向かっていかなくてはいけない。病気に苦しむ人を救ってあげるためにがんばっていかないといけない。
そこ(学会場)に集まった人の多くがそう感じていたように思う。
そんな2日間だった。
これで、今年の学会参加はおしまい。
しばらく、腰を落ち着けて勉強することにする(ことができるといいのだが)。
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