こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

読みたい本はまだまだたくさん・・・2015年12月の読書記録

2016年01月02日 | 読書、映画、音楽、美術

作品の中で、村上春樹が村上龍のことに言及していたので、初村上龍となった。村上春樹にしてもノルウェイの森はまだ読んでいないし。読みたい本を挙げるときりがない。

今年はどれほど読めるかわからないけど、良い本を多く読みたい。でも、それ以外にも病理の本も読まなくちゃいけないし、論文もあれこれ読まなくてはいけない。そして、アウトプットも。

2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:840ページ
ナイス数:119ナイス

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール感想
本棚を整理していたら出て来た本。途中まで読んで、再読だと思い出した。9年ほど前の本で、自尊心を高めるための本、という感じだ。人のことを悪く言う、悪く感じるということが自分をダメにしてしまっているということを気づかせる話。実際、ここまで頑張って、それほどのものが得られるか?
読了日:12月31日 著者:野口嘉則

 


まろ、ん?―大掴源氏物語まろ、ん?―大掴源氏物語感想
先日、林望版の源氏物語を半年近くかけて読み終えたが、こちらは一晩で読破。といっても、とても丁寧に描かれているから物足りなさは感じない。登場人物は表情豊か。装束、風景も本文通り(といっても、私は現代語訳しか読んでいないけれど)。小泉吉宏版源氏物語絵巻といったところ。それにしても、一体なんで、まろとその一族の男はみな栗で、頭中将とその一族の男が空豆(?)なのかわからなかったが、その意図が分かった時はなるほどなと。紫の上、明石の入道、浮舟のこともう少し詳しく描いてほしかった。輝日宮の帖で藤壺とのこと腑に落ちた。
読了日:12月29日 著者:小泉吉宏


新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)感想
40年前の19歳の麻薬中毒体験記。脈絡のない少し靄のかかったような表現が延々と続いて、読むのに骨が折れた。読んでいて十分に嫌な気持ちになれました。だけどこれが危険ドラッグで交通事故を起こして人を殺した19歳の体験記だとしたらどうだろう。この頃は、こうやって廃人になっていく若者がいたのかと、思い出させてくれる昔話。麻薬中毒者の話に普遍性は無い。自分が中学校に上がったころというのはまだまだ戦後だったなと、改めて感じる。ドアーズ、ストーンズ、フロイド。ビートルズではパンチが足りなかったか、健康的だったのか。
読了日:12月24日 著者:村上龍


職業としての小説家 (Switch library)職業としての小説家 (Switch library)感想
小説を書くことが大好きなだけの人の、素直な気持ちが綴られている。村上春樹だからこそ自分の思いを余すところなく書くことができるのだろうが、彼にしてもずいぶん手を入れて良い文章、まるで彼の小説のよう、に仕上げている。彼の小説を読んでいるような気すらしてしまうのは、文体だけではなく、完成度の高さにもよるだろう。読書好きだったこと、20代のことにはあまり触れていないが、それでも彼について人が知りたかったことは村上自身も語りたかったことだったと判る。小説を書くことに対して真面目でいたい、そんな思いが伝わってきた。
読了日:12月3日 著者:村上春樹

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