今日は鎌倉鶴岡八幡宮の左義長(どんどん焼き)の日。寝坊というわけではなかったのだけど、出遅れてしまった。
神事の開始が7時ということで、祝詞の時間が終わる頃に着けばちょうど良いだろう、などと高をくくってゆっくり準備していたらあっという間に7時半。ナイトの散歩をかねて出たのもいけなかった。時すでに遅し。近所の人やカメラの三脚を担いだ人が八幡さまのほうから歩いてくる。「どんどん」という音がかすかに聞こえ、木立から立ち上る白煙がみえる。
どんどん焼きは、八幡さまの境内、鶴岡幼稚園の園庭で行われる。その会場に着いたときにはすでに下火。しめ縄が二三段残っているだけで、人もまばら。近くにある小学校、中学校への通学途中の生徒たち数人が、立ち止まって火に向かって手をかざしていた。あとは、義経、静御前らしきコスプレをした男女がいたけど、あれは寒そうだった。
左義長では神事の後、ミカンが振る舞われる。これだけ人が減ってしまっているし、段ボールの空き箱もあったので、もうとっくに配られただろうと、薄々わかっていたが、『もしかしたら、火がすべて消えた後に配るのではないか』などと、淡い期待をもって警備員さんに『もうミカンは・・・?」と尋ねたら、「済みません、もう終わっています。申し訳ありません。」とのお返事。
『まあ、そうだな』と思い直し、ナイトを連れて家に戻った。
煤を浴びることができたので、今年も無病息災でいられるだろう。
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