世界各地で凄惨なテロが起こっている。日本もその標的の例外ではないだろう。
宗教云々ということではない。テロ集団にとって、日本は存在をアピールするのに十分なターゲットだからだ。
今朝の出勤時、電車を乗り換えるときに、「銀座駅で発煙があって、日比谷線の運転を見合わせている」というテロップが電光掲示板に流れた。
私以外にも数人の人が不安そうに、その掲示を見上げていた。地下鉄サリン事件からおよそ21年(1995年3月20日)。当時丸ノ内線を使って通勤していた私は、あの日のことを思い出して、なんとも言えない不安を感じた。
「発煙?またなにかあったのか」
そう思いながらも、都心へ向かう電車に乗り込んだ。
(写真はいずれも時事通信)
結局、通気口に落とされたタバコの吸い殻が原因のぼや騒ぎだったみたいだが、なにも判らない段階で煙の中を口を押えて歩いている人の写真を見て驚いた。
これが、あの時のような有毒ガスだったり、自爆テロだったらどうしたのだろう。そしてあの時のようにテロリストが二の矢三の矢を準備していたら。
もちろん、職員が犠牲となった営団地下鉄だっていろいろな対策を講じているのだろうけど、大丈夫なのかと思う。煙の中を歩いている人もどうなのだろう。そして、都心に向かう電車に乗った私自身の判断は。
このような場合は、すぐに避難する、仕事に遅れても仕方ない。というような意識も必要ではなかろうか。
かといって、びくびくしながら生活するのもどうかだし。
やっぱり、テロというのは卑劣で、これを防ぐためには、お互いが無関心でない社会を築いていかないといけない。
でも、なにゆえラッシュ時