こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

ギューギューづめでスマホはやめて

2016年01月20日 | 通勤・交通・旅行

このブログを書くのには通勤の往復の時間をずいぶんあてている。そして入力デバイスは圧倒的にスマートフォンが多い。だから、電車やバスの中でスマホをいじるのを悪く言う資格は私にはないのだが、自戒を込めて注意喚起したいことがある。それは満員の車内でのスマホいじり。


電車のダイヤが大幅に乱れた先日の大雪の日、やっとこさぎゅうぎゅう詰めの電車に乗り込むと、前に多少スペースがあるのに詰めてくれない人がいる。背中越しにその人の手元を見ると、スマホをいじっている。

初めにも言ったとおり、電車内でのスマホがいけないなんてことはない。あの、指を激しく動かして、画面がキラキラきらめくゲームでもいい。だが、すし詰めの満員電車の中では止めて欲しい。いや、やってはいけない。スマホをいじるためには自分のスペースがけっこう必要になる。私の観察では、片手で操作するニュースや交通情報の場合少なくとも、1.5人分ぐらいのスペースが必要で、例のゲームともなると、両手を使うので、両ひじを張り、さらには画面との距離を確保するため、両手を挙げてつり革に掴まるよりも3倍のスペースが必要になる。


だから、混雑した車内でのスマホは犯罪に近いものがある。ニュースや交通情報を見ている人は、車内が混んでくるとスマホを使うのをあきらめて使用するのをやめるが、ゲームの人はなかなか諦めない。自分のスコアが一番大事になっているものだから、ベストポジションを求めて周囲の人をどかそうとする。この間、千歳烏山で何時間も京王線に乗ることのできなかった人の何十人か分をスマホが占めていたにちがいないと思う。
この間の様な悲惨な状況に限らず、ストレスフルな通勤電車の中でスマホをいじるのを悪くはいえないが、互いに譲り合う気持ちは必要だ。

車内放送で、「満員電車でのスマートフォンのご利用は、回りのお客様のご迷惑にならないようにお願いします。」とようなことを言わないといけないように思うがどうだろう。なんでもかんでも、規制だ注意だと批判的になる方もおられるだろうが、もともと無かったデバイスに対する新しい規範が必要だということであり、致し方ないことだと思う。

 夢中になるほど楽しいスマホ

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