今日、明日は病理関係の研究会があり、いろんな病理医と話す機会があった。病理診断がメインの会で、解剖に触れる話題は一つか二つ、とても"病理解剖"の話しをするような雰囲気では無くて、その話はしなかった。
ここで思ったのは、「やっぱり病理医も千差万別、種々雑多」いろんな人がいるということだった。病理解剖に対する考え方も一様ではないだろう。
今日の研究会、臨床医も参加していて、いろいろ意見を言っていた。そこで、臨床医とは根本的に疾患へのアプローチ方法が違うのだと思い知らされた。どちらの立ち位置がいいとか悪いとかではない、考え方が違うのだ。
病理医は頑ななまでに形態像にこだわるし、臨床医は始めに臨床診断ありき。もちろん、私は病理医なので、思考パターンは病理医だけど、これが果たして正しい方法なのかは解らない。ただこれしかできないし、こうでなくてはいけないのだ。
というようなことがあり、研究会でも疲れてしまったので、病理解剖の話は明日からにする。
もちろん明日も研究会はあるのだけど、今日感じた驚きは落ち着いているだろう。それにしても、病理医と臨床医、トレーニング方法が違うだけで、これほど疾患のとらえ方が違ってしまうとは。
あと、病理医はおだやかな人が多いけど、臨床医の中には、現場で色々頑張っているとあんな風になっちゃうのかな?と思えるような、自己主張の強い人がいる。ごく一部の医者だろうけど。
話の続きは明日から